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2期ED人狼ゲームパロ(風丸・吹雪、西蔭・基山、灰崎・剛陣、吉良・不動、万作・岩戸・坂野上、氷浦・砂木沼)

■妖狐(風丸、吹雪)



「2人とも役職持ちおめでとう…!でも風丸君とは結局、お揃いで村人にはなれなかったね…!」
「ありがとう…。でも何か…これだけ申し訳ない気持ちでいっぱいになるおめでとうもなかなか珍しいな…」
「と言うか、おめでとうで良いんですか?僕達、妖狐役だから名字さんが人狼役に狙われるように動きますよ」
「えっ人狼じゃなかったら味方じゃないの?」
「第3勢力らしいからな…」
「ルールまだ分かってなかったんだ…」
「…まぁ、公式公認のイケメン2人に脱落させられるなら本望くらいに思うしか仕方ないな…」
「そこは生き残るように頑張れよ」
「最期に頭撫でても良い…?ふわふわの耳に触りた〜い」
「僕も名字さんを抱き締めて良いならどうぞ。この格好寒くなってきたし、前から温かそうだなって気になってて」
「えっ、うーん…それはちょっと、恥ずかしいかも…!?」
「オイ、うちのマネージャーで暖をとろうとするな…」



■黒猫(西蔭、基山)



「2人は黒猫さんなんだね。
 基山君はともかく西蔭君は絶対に忠犬タイプだと思ってたから意外だった〜」
「俺だって好きでなった訳じゃない」
「『脱落時に人狼以外の一人を道連れ』…役どころも難しいね」
「まぁまぁ、どんな役職でも当たってしまったものは仕方がないよ」
「持たざる者の強みか…」
「それはもしや村人の私を揶揄ってる??良いもん、平凡が一番だもん」
「べ、別にそういうつもりで言った訳では…おい、むくれるな…」
「俺達みたいに脱落してこその役職より、名字さん達の村人の方が
 平和的で良いですよ。それに村人がいないと勝ちも負けもないし」
「基山猫さんはフォロー上手だね〜!よしよし〜」
「名字さん…あの、恥ずかしいので止めて下さい…」
「西蔭猫さんは何か言う事ある〜?」
「…………………………………………………………………悪かった」
「間はあったけど素直でよろしい〜。よしよし、脱落した時うっかり野坂君
 道連れにしちゃったら目も当てられないから、気を付けるんだよ〜」
「っやめろ、撫でるのは要らない…!しれっと不吉な事も言うんじゃない!」





■狩人と騎士(灰崎、剛陣)

「銃持った狩人と弓持った狩人がいるのは4人も同じ武器だと絵面が地味だから?」
「そう言う名字だって村人で地味だろ!俺なんか鉄砲持ってんだぜ!」
「うるせぇ、近くで吠えんじゃねえ…!!弓持ちが狩人、銃持ちが騎士なんだよ」
「灰崎君は何でもよく知ってて感心だなぁ」
「オメーなぁ、いい加減ルール覚えろよ」
「アンタもさっき聞いてきたろ…自分を棚に上げんな」
「あんだと〜!?」
「うんうん、ごめんね剛陣君。私が覚えてなかったというかすぐ忘れるのが悪いんだよ… ところでこのカードさっき貰ったんだけど何か分かる?」
「ハートマーク?…ラブレターか!!名字やるなお前!」
「レターではないね、カードだね。
 しかもこれさっき司会進行の監督からゲームに使うからって貰ったから
 別に喜ぶやつじゃないかな…」
「ったく、何でそんな発想になるんだ…。
 『恋人』の役職カードだろ、名字に役職がついたって事だ」
「おお、じゃあ占い師の人みたいに何か出来るの?」
「『もう片方の恋人が死んだら後追い自殺する』」
「私には旨味が分からない…!!」
「ど、ドンマイ名字!生きてりゃいい事あるってモンだ!諦めんなよ!?」



■狂人(吉良、不動)


「狂人さんたちは狼さんの仲間だけど、別に村人の事を攻撃できないよね?何すんの?」
「お前本当何も知らねえのな…嘘言ったりミスリード促してゲームを掻き乱すんだよ」
「なるほど、二枚舌って事を強調したいからあっかんべーをしてるんだね」
「馬鹿みてーに聞こえるからその表現は止めろ…」
「えぇ、他にどんな表現をしたら良かったの…?アウトローな感じ?」
「まぁ立ち位置的には間違っちゃいねぇ」
「でも、『同じ人間なのに相容れないで狼さんに加担なんて悲しい…。
 一体何がそうさせたの…?もう一度手を取り合う事は出来ないのかな…』」
「急にどうした…。後、役職に過去なんてないからな。そういう設定なんだよ」
「ルール上も村人に寝返りとか勝利判定めんどくせーだろ…」
「いや、さっきゲーム進行役の監督に『どっかでテキトーにこんな感じの台詞
 入れて下さい』って言われたから…もうここしかないなって」
「お前ぶっちゃけすぎ。身も蓋もねぇな…」
「取り敢えず分かった事は、名字はテクニック要る役は出来ねーって事だな」
「うん、自分でもそう思う…はぁ、自己防衛出来ないって嫌だな〜」
「…まぁせいぜい、真っ先に脱落しねーようにするこったな。
 鬼道クンにでも引っ付いてたらいいんじゃねーの?」
「お前みたいに馬鹿正直な奴を吊るそうとしたら
 間違えなく人狼ってバレるし、逆に狙われねーだろうけどよぉ」
「(励ましてくれてる…。2人とも最終的には良い子なんだよね…)」





■村人(万作、岩戸、坂野上)


「何か…皆といると落ち着くね!」
「それは果たして喜んで良いのか…」
「当たり前だよ〜万作君は麦わら帽子似合ってるし、
 坂野上君は一生懸命農作してくれそうだし、
 岩戸君は1人で村人3人分くらいカウント取れそう」
「名字は正直…村人の服のせいでいつもより色味が地味だな」
「酷い。でも否定出来ない悲しみ…」
「きっと農具よりお花とか持ってた方が似合うでゴス〜」
「あっ、それ良い!名字さん花籠とか持ってたら良いんじゃないですか!?
 コレ、籠しかないけど取り敢えずどうぞ!」
「わぁ、わざわざありがとう坂野上君!…こんな感じ?」
「うん、様になってるな。雑草でも売れそうだ」
「石でも買ってくれそう」
「皆、牧場物語プレイ済みなの??
 あれはゲームだから値が付くけど普通は売れないからね!」
「名字さん、後はお花を採りに行くでゴス!」
「あっそうだね。それじゃあ花畑に行ってから離れて暮らすおばあさんの家に…」
「名前さん、それ違う話!狼に狙われるヤツだし!」
「おっと、失敗失敗。まぁでもこのゲームでも狼さんには狙われてるかも〜」
「はっ、そうだった」
「平和過ぎて忘れてたでゴス…」
「役職持ちの皆が頑張ってくれてるのかもね…ありがたやありがたや」





■霊媒師(氷浦・砂木沼)


「氷浦君、砂木沼さん。霊媒師とは??」
「前の日に脱落した人が狼だったかどうか分かる役職らしいですよ名前さん」
「それって役職として必要なのかな?
 狼さんだったら良いけど、他の人をアウトにしたって分かったら罪悪感が凄そう…
 『知らなきゃ良かった…』みたいな」
「いきなりネガティブな事言うな!ノれないだろう!」
「というか砂木沼さんはこういう確認作業みたいな事向いてなさそう。
 やっちゃったモンは仕方ないから先進むぜ〜って感じだと思ってた」
「その通り、俺が向くのは前だけだ。過去は振り返らん!」
「砂木沼さん、格好良いけど使う所が違う」
「うん、今じゃないね。そしてたまには振り返る事は大事だと思う」
「む。では状況を整理するためにも、やはり霊媒師は必要ではないか…?」
「あっ?本当だ!?」
「成程、意味のない事なんて存在しないのか…!」
「でも狼さんが全員いなくなったらゲーム進行の監督が教えてくれるから
 やっぱり大切な事は推理と占いでの確認で冤罪を作らない事では…!?」
「言うな名前!役職の意義が揺らぐだろうが!!」


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