14ACUTE
【14 NOTE 】




帽子屋ファミリー。



改めて。















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「リナリーっ!!」






「遊びに来たの?!僕らちゃんと仕事してるよ!」










ディーとダムがひっついてきた。























そう。僕は今帽子屋に滞在している。




























しばらくは、双子の監視役をしてみようとおもったのだ。


























『おー偉い偉い。ナイトメアと大違いだ』























ナイトメアこそ給料天引きでいいとおもう。




















「当然だよ。あんな芋虫と一緒にしないでよね!」





















「そうだよ。早く消えればいいのに」



























うんうん・・・ホントソウって!!!























『こらこらこら!!手出ししちゃいけないよ
!!』

















「リナリーがそういうなら・・・・」


























ん?ってことは 僕が許可をしていたらナイトメアを殺していたってこと?






















改めて、双子が怖いとおもった僕であった。





















その後も、世間話をしながら双子を見張っていると、



















「おっリナリー!。居た居た。探したんだぜ?」
























開口一番に僕の名前を呼ぶのは、ボリスだ。
























「『「ボリス!』」」






















僕ら三人はボリスの登場に、テンションがあがった。。



























もちろんそれぞれの意味で。

























(兄弟。これで遊び相手が増えるね・・・・)















(双子の見張り飽きたところに救世主・・・・・)

























「おーい。おまえら大丈夫か?」
























『あはは・・・大丈夫。それより遊びに来たの?』























会話がとまっていたので、僕が先行して問いかけた





















「そうだよ。リナリーと出かけようとおもってさ♪」



















今空いてるだろ?と現状に目をまわしてきいてくる。




















『うん。大丈夫。』























「えぇーっリナリーいっちゃうの!?」

















「僕らを置いていくの?」
















・・・・・・・・・っコレには騙されない!!

















『お・・・置いていくの!帰ったら一緒に遊ぼうか』




















「はーい・・・」


















双子が納得したところで『ボリス。少し着替えてくるから待ってて』
















「ん?着替えんの?へぇーっアリスより乙女・・・・・」


















『さぁどうかな』
















僕はボリスたちを門に残して部屋に戻った。






















やっぱり異性と出かけるなら、かわいいと思って欲しい。



















クローゼットを開けると・・・ブラッドが用意した服。

















なんか気乗りしないけど、黒と水色のワンピースに、アリスと色違いのリボンをつけた。


















着替え終わった僕は、門へともどった。













『ボリスー』














すると三人は目を丸くしてぼくをみた。
















「リナリー・・・あんた可愛すぎ////」

















「リナリーが別人みたい。女の子っぽいよ兄弟」













『なんか双子をどつきたくなったけど、行こうかボリス』













イライラを抑えるために、ボリスの手をとって歩き出した。














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『街まで出てきたけど・・・どこに行く?』















「あそこの角に新しいクレープ屋ができたんだ♪リナリーがすきそうだなっておもってさ」























『ふーん・・・ミルクティータピオカあるかな』























「そっち!? クレープが先だからなー」

















二人で他愛も無い会話をしている間に、クレープやに着いた。





















僕は、イチゴチョコで、ボリスはミルクキャラメルのクレープをオーダーした。





















『おいしぃーっ!!ボリスのは?』



















「んーっうまいー。一口もーらいっと!」





















その隙に、お互いのクレープを一口。
















「うぉっ俺のミルクがー・・・」



















『なんでイチゴ食べちゃうのさー・・・』


















お互いの顔をみて、苦笑した。




















こんな休日もいいかもしれない。





















笑いあうという概念と、確かな感情があるということに安堵した。






















「リナリー?」



















ボリスが顔をのぞく。


















『ボリス大好き』

















「なっ それ反則だろっ////」











『?』















なーんてね










本当は大好きに抑えきれないくらい貴方たちが好き。

















知りえない感情を教えてくれたり、新しい出会いにも心を弾ませて。

















ずっとこんな日が続けばいいのにな・・・















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そんな思いは、つかの間にかき消されてしまうのだった。











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〜あとがき〜

やぁやぁ長かった!
平和シリーズ完結!
次回からは終編のテロ事件編に突入しまっす!!
今更だけど読んでもらうのは嬉しいな♪
最終話までお付き合いいただけたらな、とおもいます!
ではまた次回!

〜まゆら〜
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