優しさ(サソリ)
 

旦那が、手、出して、くれない。



もう一度いう、


旦那が、手、出して、くれない。




「ねぇ、ねぇ、旦那?」



「なんだ」



「つきあって、三ヶ月だね?」



「もう三ヶ月経つのか、」



一緒にいた時間が長くて三ヶ月なんて少ないけど。



「そうだよ、あのね、旦那、あの、ね、あの・・・」



「なんだよ、言いたいことあるなら言え」



「・・・わ、私って魅力ないの・・・?」


「・・・は?」


「だからね、あの、ほら、旦那したくないのかなって。」


「・・・・・」


「小南姉みたいに、魅力ないから、手だしてくれないのかなって」



「やっぱり、私じゃ、っ!?」



急に旦那に押し倒された。


「やっ・・・」


耳を甘噛みされ、声がでる


今度は旦那の綺麗な手が私の太ももを這う、
怖い、


「・・・ほらな、」


「え?」


「震えてんじゃねーか」


「・・・・っ」


旦那の手が今度は優しく私の頭を撫でる




「無理にやってもつまんねぇからな。お前はお前のペースでいろ。」


「、ごめんね大好き」


「知ってる」


そういう優しさに惹かれたんだ





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