331-340
331-340
半分にした僕の心、
持っていったのは君でした。
■ 331
ただ抱きしめて欲しかった。
それだけで報われた。それだけで幸せだった。
それだけで諦められた。
■ 332
聞いて、見て、知って。
生きるってそういうこと。
■ 333
さよならを言うために、戻ってきたんだ。
■ 334
俺が跪くのはこれが最初で最後きみにだけだから、どうかこの想いを受けとめておくれ。
■ 335
気味が悪いよ。
君が悪いよ。
■ 336
非道な行為すらいとしくて、無理矢理でも抱きしめて、素直になる方法を他に知らないの。
■ 337
小鳥が籠から出たいと言う。僕は快く出してやる。
小鳥は自由に飛び立つ。そこが大きな檻だとは気づかずに。
■ 338
無理はしないで楽に生きる。
これがなかなか難しい。
■ 339
退屈な日々を緩慢に過ごしていた。
それが逃げだとは気づいていた。
戦うものすらないことも知っていた。
■ 340
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