組み分けを終え、私を待っていたのは特急で仲良くなったオリオンとシグナス、そして上級生であろう女性と、綺麗な男性だった。

「___ようこそ、スリザリンへ。歓迎するよ。」
そう私に声をかけてきたのは銀髪の長い髪。声から男性の先輩だろう。
眼鏡をかけ、後ろ髪は軽く結ってある。
「ああ、申し遅れたが私はアブラクサス・マルフォイ。6年生に所属している。Mr.なまえお見知りおきを。」
彼がマルフォイ家の次期当主か。仲良くなるべきだろうな。家のためにも、今後のためにも。
そう思っていると隣の女性が自己紹介を始めた。
「私はヴァルブルガ・ブラックと言いますの。弟と婚約者がお世話になったようで…」
彼女は弟といったので上級生と判断した。(もちろん外見も同級生より大人っぽく魅力的である)
そこで気づく、婚約者は誰なのだろうと、私はブラックとしか会話していないはずだが。
彼女は私が考えてることを気づいたのかオリオンを隣にし
「私、オリオン・ブラックと婚約していますのよ?」
と紹介してくれた。(確かシグナスとオリオンは又従兄弟のはずだったな)
私が軽く会釈すると最後に近くに座っていた美しく不思議な男性が話し出した。
「僕はトム・リドル。君たちの3つ上なんだ。わからないことは聞いて欲しいな。」
彼の名前なら知っていた。前世で見た映画のラスボスの名前だ。
(なら、次の世代から大変だな。私は彼にも人脈を作っておこう。)

「私の名前はなまえ・みょうじ。先輩方、若輩者ですがよろしくお願いします。」

「んな、堅苦しー挨拶いいんだよ!楽しく学生しよーぜ!」
「そうですよ、貴方は私たちの初めての学友であるんですから。」
シグナスとオリオンに言われキャラに似合わず私は微笑んでしまった。
(本当にこれからよろしくお願い、だなオリオン、シグナス。)


これから始まる学生生活を適度に目的を忘れず楽しく満喫していこうと誓った。

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