もう君は僕から離れられない (豪吹)
2010/07/26 21:50
流血注意
ヤンデレ注意
大丈夫な方のみスクロールお願いします。
左手首をカッターナイフが滑り鮮血が飛び散る。
左手首を傷付けた刃、それを握る右腕に紅い色を付けた。
自室に笑い声が響き渡る。
傷口にもう一度刃を押し付け、引こうとしたけど未遂に終わった。
右腕が動かない。
また来てくれたんだね、豪炎寺くん。
「もうやめろと、あれほど言っただろ…!」
カッターナイフが取り上げられて、強く抱きしめられた。
手首を切り、狂ったように笑い声を上げれば、豪炎寺くんはすぐに来る。深夜皆が寝静まる中、豪炎寺くんだけは僕を心配して眠らない。
僕が手首を切り、豪炎寺くんは僕の行為を止めてから、そのまま僕の部屋でやっと安心し眠りにつく。
僕のことを想ってくれる、心配してくれる、僕の傍に居てくれる。
違う、想わざるを得ない、心配せざるを得ない、僕の傍から離れられない。
そうしなきゃ、僕は自ら命を絶ってしまうから。
僕を必要だと言ってくれた、好きだと言ってくれた、手放したくないんだと言って抱きしめてくれた。
嬉しかった、最初はそれだけで良かった。
けれど時が経つに連れ独占欲は強くなる。
豪炎寺くんが他の人と居るだけ、話しているだけなのに、どこかへ行ってしまう気がする、僕を視界から外してしまう気がする。
豪炎寺くんには僕だけを見ていて欲しい、僕だけを愛していて欲しい、ずっと傍にいて欲しい、欲しい欲しい欲しい欲しい豪炎寺くんが欲しい。
だから豪炎寺くんを引き留める為に今の行為を続ける、もし止めたら豪炎寺くん、僕の事を見てくれなくなるでしょう?
だから止めないよ。
だって、豪炎寺くんのこと好きだから。
放したくないから。
離れて欲しくないから。
愛してるから。
「豪炎寺くん、ありがとう、大好きだよ」
「俺も愛してる、だから手放したくないんだ」
ああ嬉しい。嬉しい、嬉しい、嬉しい、嬉しい、嬉しい、嬉しい!嬉しい!!
好きだよ、豪炎寺くん。好き好き好き、大好き!愛してる!愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛シテル愛シテル愛シテルアイシテルアイシテルアイシアイシテルアイシテルアイシテルアイシテルアイシテルテルアイシテルアイシテルアイシテル!!!!
もう放さない!離れられない!誰にも渡さないよ、豪炎寺くんは僕のものなんだから!!
ねえ、愛してるよ
豪炎寺くん
僕のこと、離さないでよね?
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