▼ トド松
「はーい、トド松さん。
そういうわけで…プレゼントありません」
謎の簡易ステージで私はトド松にそう告げた。
「えぇえぇえええええ!!
ちょっとアオイちゃん、それ本当!?」
同じく舞台の上のトド松は、そりゃないよー!と半泣きである。
が、投票数が0だったのは紛れもない事実なので仕方がない。
「投票数0なのに、こうやって出番もらえただけでも喜んでほしいよ…。
あ、はいコレ…参加賞」
「…あ、どうも。
ってコレさっきそこでもらったポケットティッシュでしょ!?
え、嘘。待って!
置いていかないで…!!」
トド松の話をまるっと無視して、台の上から降りて片付けを開始した。
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