▼ 三男
「はいコレ!」
今日の為に裏取り引き…じゃなくて、頑張って入手したにゃーちゃんのサイン…しかもチョロ松くんへ
なヤツをニヤニヤしながら押し付ける。
「…え、なに?
って、コレにゃーちゃんのサイン!」
名前入りだー!と、周りに花とかそんなヤツを撒き散らしてそうな顔で小躍りをはじめたチョロ松を横目に、他のプレゼントを準備する。
「本当に貰っていいの!?」
「流石にチョロ松くんへ
って書いてあるし、いらないかな!
で、次のプレゼントだけど…」
「え、まだあるの!?」
大事に何処かへ色紙をしまったチョロ松は、ソワソワしながら私の顔色を伺っている。
ふふふ、と怪しい笑みを浮べながら素早く取り出す!
「入手困難な限定配布の缶バッジです!」
「な、なんだってー!」
闇取り引きで不正入手…はしてないけど、なんとか入手した缶バッジをチョロ松の手にポンと置く。
ワナワナと震えながら缶バッジを凝視するチョロ松を優しい目で見つめながら、次のプレゼントを取り出して、勝手に装着させることにした。
「まずは深緑の薄手のストールと…ベージュのシンプルなジャケット。
それから、メガネっと」
流石にジャケットは着せられそうになかったので肩にかけて、ストールは首にぐるっと巻き付けて、メガネをかけさせようとしたら流石にバレた。
「ちょっと、アオイちゃん…何しようとしてるの!?」
「え、メガネだけど?」
ワザと首をかしげながらメガネをかけさせると、顔を赤くさせたチョロ松がプリプリ怒ってきた。
まぁ、それも無視して今度はちゃんとジャケットも着させる。
うん、なかなか似合ってるじゃないか。
「うん、流石女神さまチョイス!
似合ってるよ、チョロ松君」
「あ、ありがとう…?」
さて、問題は…女神さまチョイスに"自分"なるモノがあってだな…これは私のことなのか、はたまた女神さま自らのことなのか…。
とりあえず、こうしよう。
「誕生日おめでとう、チョロ松!」
キョドっているチョロ松に抱きついて、最後の難問をクリアしたことに、なるといいな…!
ギュッと抱きついていると、恐る恐る抱きしめ返してくれたチョロ松が可愛かった事も、お知らせしておきます。
女神さまから贈り物>>ファッションアイテム(緑のストールやベージュのジャケットとか)
>>にゃーちゃんの限定グッズ
>>チョロ松の名前入りにゃーちゃんのサイン
>>自分(笑)
>>メガネ♪
<< >>