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▼ 結果発表
特にデッドヒートもなく、3人はゴールした。…順位は、ルッスーリア・マーモン・レヴィの順番だった。
ルッスーリアは元々運転が上手かったので納得で、マーモンはどうやら途中でぶつけたらしい。レヴィは…誰も見てなかったので不明です。
総合順位は…ザンザス・ルッスーリア・私・マーモン・レヴィ・ベル・スクアーロの順である。
とにかく1位だったルッスーリアに、おめでとう!と告げる。
「ありがとう、クコちゃん。
さて、お次は…フリーフォールね!」
そうだった…フリーフォールだった。あまりにも嫌すぎて記憶から消していた…。
とりあえず、逃げれるか分からないけど逃げよう!
「…あ、私用事思い出したから失礼するねー」
バチン。とウィンクしてCiao!と手を上げて走り去ろうとした…が、首根っこをスクアーロに掴まれてしまい走り出せなかった。
「ちょっと待てェ!
…用事なんぞねぇだろうが!!」
「離せ!
私は今すぐ行かなくてならないんだー!!」
スクアーロの正論に適当に反論しながら攻防戦を小さく繰り広げていると、いつの間にか近くにいたベルが一言呟いた。
「どうせフリーフォール乗りたくないんだろ」
ベルの発言に一瞬固まったものの、なんとか持ち直して…その通りなので逃げます!と叫んでスクアーロの隙を突いて全力疾走で逃げた。…願うなら、フリーフォールに乗らずに済みますように!
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