あおいそら

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移動しました

 結局ズルズルと引きずられ、恐らく双子用の私室?に入って取り調べ…じゃなくて事情聴取されて、渋々と店の前で暴れられて煩かった。カッとなってやった。と自白じゃなくて、白状した。
 反省はしている。でも、後悔はしていない。

「さようでございましたか…」

「クコちゃん、気が短い?」

 頷くノボリさんとは対照的に、ニッコリとした表情のまま首をかしげるクダリにイラッとしつつ、すみません…。と申し訳なさそうな顔で謝っておく。
 まさか仕事をやめさせられ…って、流石に粛清しただけでやめさせられるってことはないよね?
 まぁ、他のお客さんに迷惑かけたのは間違いないけど。

「…あの、私どうなるんですか?」

 2人の視線に耐えかねて口を開くと、2人ともキョトンとした表情…いや、ノボリさんは表情がっていうか、雰囲気?…で首をかしげる。
 …え、なんで首をかしげた?と凝視すると、ビシッとクダリが笑顔で私に指さして言い放った。

「クコちゃんは明日からサブウェイの売店に移動ね!
 あ、もちろん拒否権とかないから!!」

「既に手回しはわたくしが済ましております」

 驚きで声が出ないっていうか、いつの間にっていうか…根回し早すぎる!
 頭の中で、色んなツッコミがごちゃごちゃと思考がままならない。
 もはや、答えはイエス。か、はい。以外はなさそうだった。

…サブウェイマスターの職権乱用、ダメ、絶対。


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