次元の胸に飛び込んでもいいよね?
2014/03/14 23:33

今回も明晰夢じゃなかった。でも、なかなか考えさせられる夢でした。
では、本編どうぞ↓


周りには生垣、そして古そうな民家が数箇所に建っていた。
田んぼもある。
ここは田舎だろうか。

さっきまでどこかの学校で給食を食べていた気がするが…

どこなんだ。


どこに向かうわけでもなく歩いていると。
いつのまにか祖母の家の庭に着いた。

だが、どこかおかしい。
誰もいない。
それに大分廃れている。

ここは未来か…?



突如、視野を覆いつくすほどの光と共に場面が切り替わる。

場所は同じだ。
しかし先ほど程には廃れていない。

過去に遡ったのか? なら、現在がここか。


また光が包む。
どこまで遡るのか…。



次に現れたのは、青々とした木々と草花が生えた祖母の家の庭。
廃れなどは感じない。

そして私の目の前には祖母がいた。
温かみのある笑顔を浮かべている。

やや、若く見える…か?

「おばあちゃんっ…。」

そこで私は涙を流した。
(おそらくこの夢の設定は
祖母が死んだ後の時代に住んでいる私がタイムスリップしたという設定なのだろう。)


涙が止まらない。止まらない。


そこで場面が切り替わる。



再び生垣の田舎道にとばされた。
私はもう泣いていなかった。

一人でさまよう田舎道。心細さが残る。


道の向こうに次元がいた。
私は迷わず駆け寄る。


涙を流すような体験の後に、一人で知らない場所を彷徨ったんだ。
私はやっと会えた「死なない(消えない)存在」に安心感を覚えた。

「次元っ…!」

私は彼の胸に飛び込んだ。

「おぉっ…。」

次元は戸惑いを見せながらも私を受け入れてくれた。


男の胸板に頬を当てると気分が落ち着いた。



ここで目が覚めた。
窓から見える外の景色に草なんかない。
見えるのはコンクリートと、電線が組み合わされて作られた灰色の町並み。

壁に色が塗られていたって、夢の中の田舎の美しさにはかなわない。




(起きた後に考えてみた。

田んぼは私が住んでいた町からここ十数年間の間に消えたもの。
人はいつか消えてしまう存在。
二次元のキャラは基本的には永遠不滅の存在。

そういう意味だったのかもしれない。
ただし二次元のキャラは死ぬことはなくても、現実では絶対に合えないから悲しいよね…。)

変に格好つけた文章で恥ずかしい限りです。





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