少年の目的(1/3)

 


   ドゴオッ  ゴッ



「ゔお゙ぉい!!
 邪魔するカスは たたっ斬るぞぉ!!」

『あんなガキ、さっさとやっちゃえ!』

「ひいっ 何なの あの人達〜!!?
 すんげー やばいよ!!」



集まって来た外野の中の一人の少年が叫ぶ。それに乗じてリボーンが女の子達を逃がしてるけど、そっちはまあいっか。



「せっかく 会えたのに…… こんな危険な状態に 巻き込んで しまうとは…」

「え?
 あ…あの… 誰でしたっけ!?」

「来てください!」

「ちょっ
 何なの!?」

「安全な 場所へ!!
 おぬしに 伝えなたいことが!」



そしてあたしたちのターゲットはその中の少年を捕まえて逃げようとした。



「ゔお゙ぉい」



   ザッ   ダン



「もう 鬼ごっこは 終わりにしようや」



でも残念ね♪

彼等は地上に飛び降りたスクアーロに捕まってしまった。



「ひいい
 でたーーっ!!」

「で
 何だ? そいつらは」



   ダッ



「そろそろ 教えて もらおうか?」



スクアーロがターゲットに飛びついた。あーあ、後ろの少年怖がってる。「ひいっ」なんて言ってさ。



   ザッ

   バリーン




スクアーロの一太刀で、ターゲットの少年が吹き飛び建物のガラスに弾き飛んだ。



「き…君!!」

「ゔお゙ぉい」



   ビクッ



弾き飛んだターゲットを心配する少年。スクアーロの一声に完全に脅えちゃってる。



「そーだぁ
 貴様だぁ

 このガキとは どーゆー 関係だぁ?
 ゲロっちまわねーと おまえを斬るぜ」

「ひいいっ
 そんなぁっ えと…あの…」



『スクアーロ、上っ!!』



   ドガガガッ



突如、スクアーロの上にダイナマイトが無数に飛んできた。
あたしが叫ばなくてもスクアーロは気付いていただろうけれど。

その場から常人離れした跳躍でソレをかわす。



「なんだぁ?」



   ザッ



彼の後ろに二つの人影。



「その方に 手をあげてみろ
 ただじゃ おかねぇぞ」

「ま そんなとこだ
 相手になるぜ」

「獄寺君!! 山本!!」



どうやら少年の友達らしい。



『またまた 子供が出てきたわねぇ』



スクアーロも本当、可哀相ね。



「てめーらも カンケーあんのか ゔお゙ぉい
 よくわかんねーが 一つだけ確かなことを 教えてやんぜ

 オレに たてつくと
 死ぬぞぉ」


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