20年後のランボ(3/4)

 


瞬間、ランボは落ちていた角を広い、レヴィのパラボラの突きをそれで交わす。



「一週間前に ケーサツに 捜索願いまで 出したのに
 こんなところに あったとはな

 … …

 幼少の頃 獄寺氏に 書かれた
 屈辱的な文字が…」



ランボが角を見ながら思い出に浸かっているうちにレヴィは次の攻撃の準備をする。



「次は 逃がさん」

「逃げるつもりはないさ」



   カチ



「うむ

 やはり スペアの角より しっくりくる
 これで思いきりできそうだ  」



ランボが不適に笑う。



「  サンダーセット!  」



   ビシャァッ



またもや、避雷針を無視して雷を角に落とした。



「  電撃角ーエレットゥリコ・コルナーター!!!」

「愚かな その技は見切った
 致命的な 弱点が あるからな」



   ピシュ



レヴィも高く掲げたパラボラに雷を呼ぶ。



「昔の話さ」



   ババババ



するといきなり彼の角が帯びている電撃が伸びた



「!!」



   バチィッ



レヴィもすかさずパラボラを使って対処するが…



「ぬあっ」



   ビッ  ブシュ  ビシュリ

   ブシュッ  ブシュッ  ブシァ




「ぐあ゙あ゙あ゙!!!」



言葉がスクアーロ化しても、パラボラを使っても、堪えるのが辛いらしい。



「年期が違う
 出直してこい」



ランボはやはり、落ち着いた調子で静かに語った。



「そんな… バカな!
 こ…こんな ところで…!!

 "よくやったレヴィ"
 ボ…ス

 もう一度 オレを 誉めてくれ…!
 ボス!!」

「剣をひけ… これ以上やると
 おまえの命が…」



   ボフンッ



「!!」



    ババババ



「ぐぴゃあぁあ!!!」



再度煙に包まれたかと思うと、電撃の鋭い音と子供の泣き叫ぶ声。



「!!」

『!!』

「ああ!!!」



   どさっ



その場に倒れたのは、子供のランボ。


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