招集(1/1)

 


   ガッ



夜中の並盛中学校に一際強い光線と爆音。
ボスったら、敷地に少年達が入り込んだと気付いてから派手にしちゃって…。



「熱い!!」

「何だ!?」

「!」



案の定、少年達が帯き寄せられたかのように ぞろぞろ と集まってきた。



「向こうも体調は いいみてーだな」



リボーンと共に ザッ と姿を現したのは、向こうの大将の沢田綱吉。

可哀相に……

怯えた色が顔に浮かんでいる。

まだ14歳だもんね。そりゃあ、死にたくないわよね。



「XANXUS……」

「きたかカス……」



眉間に皴を寄せる沢田綱吉と不適に微笑むボス。それはまるで、追い詰められた草食動物と目の前の獲物に今にも襲い掛かろうという肉食獣の様。



「お待ちして おりました」



そこに ババッ  タタンッ と校舎の屋上から飛び降りて来るチェルベッロ。



「これで 沢田氏側の 守護者は
 嵐 晴 雨 …………

 そして 霧の守護者が 揃いました


 残りは 雲と雷ですね」



そこにちょうど雲雀恭弥も姿を現した。



「……命ある守護者 全員に
 強制招集を 発動しました」



こちら側にはあたしとレヴィさんとベルは勿論、鎖で厳重にされた籠の中にマーモンが。そしてベッドに寝た間々の太めのベルトで固定されたルッスーリアまでもが。どれだけ重傷でも彼(?の伽羅は顕在みたいで良かった。



「沢田氏側の 雷の守護者も 来たようですね」



チェルベッロの一人が寝た間々のランボを抱えている。それを見て沢田綱吉が反論するが。



「強制招集を かけたのは 他でもありません

 大空戦では
 6つのリング――即ち、ボスの座と雪歩様
 と 守護者の命を かけていただくからです」



チェルベッロに黙らせる。

そして、あたしは……



((あーぁ……やっぱりあたしは闘えないのね
 まあ、スクアーロがこの場に居ない限り本領発揮できないのだけれど…))



それでも、大人しくしてろってのは性に合わないの。


12/03/24


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