雲雀恭弥VS.ゴーラ・モスカ(2/2)

 


ズガガガ



モスカは手の指の部分から雲雀恭弥に撃ち込む。



   ガキィィ..

   ゴキャッ


   ピシ  ピシ  ピシ  ピシ

   ドオン




カチ・・・



しかし勝負はあまりにも呆気なかった。
雲雀恭弥は突っ込んで来るモスカを自前のトンファーで腕をもぎ取り、バランスを崩して倒れたモスカは壊されたので爆発した。



「な……」ぽっかーーん

「え…」ホゲーー・・・

「……」キョトン・・・



あまりの呆気なさに、並盛側もヴァリアーもチェルベッロも、この場にいる雲雀恭弥以外の者が、開いた口が塞がらない。



「これ いらない」

「へ?」



唯一の雲雀恭弥はリングを揃えると「いらない」と言ってチェルベッロに渡した。



「あの…」



益々訳が解らないと言ったようなチェルベッロの前を ス… と横切り、彼はこちらに向かって言う。



「さあ おりておいでよ  」

「!」

「  そこの 座ってる 君

 サル山の ボス猿を咬み殺さないと
 帰れないな」



雲雀恭弥は強気で攻める。



「なぬ!」

「なぬじゃ ねーよ タコ
 それ以前に この争奪戦

 オレらの 負け越し じゃん」

『どーすんの ボースー』

「…………」



あたしたちの問いにもだんまりをきめこむボス。
だけどその顔は不適にも笑っていた。


12/03/07


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