クローム髑髏VS.マーモン(3/4)

 


    ****



「よし では 円陣いくぞ!!」

「え…あ… そ…そーだね」

「よっしゃ」

「いい」

「え……」

「いらないよ そんなの


 いってきます」



あの娘…… 骸じゃないと 思うけど…
なんだろう この感じ……



「今回の戦闘フィールドは 体育館全てで 館内の物は 何を使ってもかまいません
 尚 このフィールドには 特殊装置は 用意されておりませんので あしからず」

「え……? 何もないの …………?」

「霧の守護者の 特性には よけーなもんは いらねーんだ」

「?」

無いものを在るものとし 在るものを無いものとすることで敵を惑わし ファミリーの実体をつかませない まやかしの幻影
 それが霧の守護者の使命だからな」



リボーンの言葉の後直ぐにチェルベッロの声が体育館に響く。



「観覧席は同じ館内の 指定スペース内とします  」



   ウイイイ...



突然、上から檻のようなモノが降りてくる。オレ達のスペースには黒曜の柿本千種と城島犬も一緒に入れられる。



「  嵐戦と同じように 赤外線感知式レーザーが 設置されていますので 気をつけてください


 それでは霧の対戦 マーモンVS.クローム髑髏
 勝負開始!!!




チェルベッロの声が終るや否や、クロームは槍を掲げ ヒュンヒュンヒュン と振り回し



   と…ん

   ビキッ



   ドゴゴゴ




いきなり床が砕ける。



「うわ!」

「床がぁ!!」

「バカツナめ
 お前はこの技を 知ってるぞ」

「ひいい!!
 うわああ!!」



オレがこの技を知ってるって?



「やはり 僕と同じ 術士か  」



相手のマーモンとか言う小さい人は タンタン と砕け散った床の破片を伝っていく。



「  でもこんな 子供だましじゃ
 僕から金は


 とれないよ」



   ドッ

   ギュルッ




「きゃあっ」



「!?」

「あれ?戻ったぜ」



あれほど床が砕け散っていたのに、今では綺麗さっぱり元通りだ。



「あそこを見ろ」



リボーンに指差されて目にしたものは



「!
 ああ!!」


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