クローム髑髏VS.マーモン(1/4)

 


    ****



「クフフフフ
 クフフフフフフ

 Lo nego




 Il mio nome e‘Chrome

 Chrome
 髑髏」



突然現れた少女になにやら沢田綱吉達も戸惑っているみたいだね。

挨拶程度のキスで赤くなるとは、まだまだガキだね



「もっと 仙人のじーさんみたいのが 出てくると思ったな
 女かよ」



全然嬉しそうなベルと



「よ…… 妖艶だ……」



少女に頬を染めるあいかわらず気持ちが悪いレヴィ



   ペタペタペタペタ



「ファンタズマが 興奮してる
 
 やはり 敵の守護者は 特殊な人間のようだな

 サーカスにでも 売りとばせば
 金に なりそうだな」



    ****



「ボス
 私 霧の守護者として 失格かしら」

「いっ」

「私は 霧の守護者として 戦いたいけど………
 ボスが どうしても ダメっていうなら 従う……」

「え………
 ちょっ…… ええ!?

 そんなの 急に言われても…!
 だ…… 大事なことだし…!」



そんな中口を挟んできたのはリボーンだ。



「でも霧の守護者として 戦える奴は クロームしかいねーぞ」



でめ 確かに リボーンの 言う通だ… ………

黒曜の連中が からんでるとはいえ あの女子も 山本や獄寺君と同じように 父さんが選んだんだ……

それにこの娘……



「じゃあ
 たのむよ」

「な!! いいんですか 10代目!?」



突っ込んできたのは獄寺君だ。いや、みんなも口にしないだけで本当は獄寺君と同じ気持ちのはずだ。

……だから 伝えないと



「うまく言えないけど

 彼女じゃなきゃ… いけないのかもって」



そう伝えるとクロームという女子は ほ… としたように胸に抱えている槍を ぎゅうう と抱きしめ、小さく「ありがと」と言った。



   バサァッ  ドゴッ

   バサッ




派手な音をたてて現れたのは――



「コロネロ!!!」



リボーンと何やら、相手のチビについて話しているらしいけど



「そういえば ディーノさんは?
 今日は 来てくれないのかな……?」



山本の肩に乗っているリボーンに問い掛ける。



「そーいやまだ来てねーな」

「ん

 あいつは 昨晩 急用ができてな 旧友に会いにいった」


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