- ナノ -


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 少女は窓の外の雪をずっと見ていた。ふわふわと降る雪に、止む気配はない。おもしろいか、と竜は少女に声を掛ける。少女は雪から目を逸らさず、小さく頷いた。
 竜は彼女を包むように、そっと後ろから身を寄せ、窓から共に外を眺めた。白い世界に、新しい白が塗り重なってゆく。


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