秋めく
2021/09/05 20:00
こんにちは。
早いもので、もう９月です。
今年もあと４か月ほどで終わりかと思うとあっという間ですね。
一日いちにちを大切にしてすごしていきたいものです。
みなさんは、どのようなときに「ああ、秋がきたなあ」って感じますか。
私が小さなころまっさきに秋を感じていたのは、気温の変化でした。
たとえば、眠るときに少し厚手のものがほしくなったり。
たとえば、いつのまにか扇風機を使わなくなっていたり。
たとえば、半袖の服いちまいだと寒さを感じてしまったり。
９月くらいだとまだ暑いこともありますが、そんな日に混ざって、
なんだか肌寒いなと思う日が増えていくものです。
それは私にとって、子どものころからいち早く届く秋の便りでした。
そして現在なのですが、秋の始まりに受け取るその便りは、
少しずつ多くなっています。
それは空気の感じであったりとか、秋の虫の声であったりとか、
日差しの強さであったりとかします。
夏の空気感はわりとむしっとした湿っぽさがありますよね。
それが気がついてみたら、さらさらしている。
よく晴れて日差しが降り注いでいても、なんというか日差しの勢いがまろやかです。
直接感じる暑さだけではなく、身のまわりを取り巻く環境が穏やかにまるくなっていく感じが秋らしいです。
あれだけ声を限りに鳴いていた蝉は少しずついなくなって、
夜にりんりんと虫が鳴き始めるのも秋が来たなあという感じです。
子どものころにはあまり気にかけていなかったけれど、
いまはしみじみと感じる、そういう秋めきがあります。
ほかには、お店に行くと長袖の服がコーディネートされていたり、
栗やさつまいも、きのこなど、秋のおいしい食べものやそれを使った商品が並び始めたりするのを見かけると、
ああ夏が終わる、秋が来るなあと感じますね。
あれだけ夏は暑い、早く涼しくならないかなあと思っていても、
夏が過ぎて秋に移りゆくころには一抹のさみしさのようなものを覚えるから、不思議なものです。
もうすぐ松ぼっくりやどんぐりとも会えるかもなあ。
それから……
少し空気が冷たくなってくるとそう、なんといっても、眠るのがここちいい！
こうして、読書の秋でもスポーツの秋でもなく、
睡眠の秋をむさぼるのでした。完。
みなさんもすてきな秋をおむかえください。
管理人 ひらい しん
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