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そんな言い方しなくても良いじゃん

※会話文のみ


「治〜!借りてたノート返すよ。ありがと」

「なんや、またアホのなまえにノート貸しとったんかいな」

「アホってなに?侑だって、治にノート借りに来たんでしょ?それなら、侑もアホだし」

「は?お前と一緒にすんなやボケ。とっとと教室戻れやボケ」

「侑!」

「そんな言い方しなくても良いじゃん…バカ。侑のバーカ!」

「なんやとー!?あ…ちょい待ちぃ!!」

「言い過ぎ。あとでちゃんとなまえに謝っときや?そんなんやから…」

「そんなんやからなんや?どーせ俺はなまえに嫌われてますヨー」

「…しょぼくれるぐらいやったら、優しゅうしたらええやん」

「しょぼくれてないし。俺はいっつも優しいわ。…ええなぁ、治は、あいつに好かれとって」

「不貞腐れんなや、めんどいわ。好きなら好きって言ったらええやん」

「この宮侑様が、玉砕覚悟で告白しろっちゅーんか?」

「何ゆーとんねん…どー考えても、なまえが好きなんは侑に決まっとるやん…どこ見とん」

「え?」

「え?やないわ。アホらし…ほんま、侑がうかうかしとるんやったら、俺もらってくでー」





[ そんな言い方しなくても良いじゃん ]

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