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「なぁなぁ奏哉ー。お前誰が一軍に来ると思うー?」
倉持と御幸に(ってほぼ倉持にだけど)強引に昼飯に誘われたかと思えば
「なに、そんなこと聞くために誘ったの?」
「こんなことって重要なことじゃねーか!もしお前とおんなじポジションのやつだったらどーすんだよ?なぁノリ!」
「え?俺?って俺はもうすでに降谷がきてるからな…。でも、スタミナの面とかいろいろ考えると俺的にもチームのためにも投手がきてくれたのはいいことだと思うよ。」
「で?結局誰がくると思うよ?」
「そうだな…。でもゾノもそろそろ来てもおかしくないんじゃないかな」
「え!?俺か?!そりゃあいきたいとは思うけど俺なんかまだまだやろ…」
「いつも強気なのに珍しいじゃん、ゾノ」
「そりゃあ目の前で亮さんとおんなじプレー見てんだぞ。自信喪失もするわ…」
「あー、わかる気もするよ。身近に脅威になるやつがいるのって怖いもんな」
「え?ノリも感じてんの?」
「そりゃあ、多少はな。奏哉は自信の固まり見たいなヤツだからな。まあでも奏哉だってなんか溜めてんなら俺らにも言えよな?」
「え、なに。ノリどうしたの急に。」
「ひゃはは!なんだよノリ急によ!」
「いや、ただ思っただけだよ。
で?御幸は?やっぱりクリス先輩にきてほしい?」
「まぁーな。一度くらい正捕手争いしてぇーよな」
「そっか」
「まあ誰が上がってもうちの戦力にはかわりないんや!上がれんかったときは潔く負け認めて次やな!」
「なんかゾノのそう言うところいいよな。」
「あ、それは思ってた。俺も好きだ」
「え!?奏哉ってもしかしてこっち系?」
ノリの言葉に続いて言っただけなのに倉持は手の甲を顎のところにあておれのほうをみてニヤニヤする。
「あー、俺倉持のこうゆうとこ
きらい。」
「ちょ!ひでぇよそれは!なぁー、ノリ!」
「いや、今のは倉持が悪いよ」
「俺もそう思うわ」
「はっはっは、俺も俺も〜!」
「ってことだから。倉持の負けね。」









(倉持の負けね。)
私もお昼一緒に食べたかった!
今日は男だけなんですー!
いいもん!明日は倉持抜きで食べるから!


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