子ネタ
ロザリアを見れない方のためのギャグver
※キャラと地の文崩壊しています。大丈夫な方だけどうぞ。
※ギャグというか、シュール。
同じことを繰り返していればかならずそこに飽きは生まれる。
毎日夕食がカレーだったりあうたび同じ話をされると必然的に飽きてしまうものである。だって人間だもの。そして一番飽きがくるとつらいもの、人間関係にもその足音はやってくるのである。いわゆるマンネリというやつだ。そして鬼柳京介は非常にマンネリしていた。
クロウがデレてくれない。
まぁ彼の場合マンネリというか、意外と薄いガラスのハートが玉砕寸前だっただけである。しかし鬼柳は自分からギブアップを認めたくなかった。それに彼はなかなかクロウのそのツンの部分が好きだった。いやでもやっぱりいっつもツンツンだとほら、傷つくじゃないですかとくに思春期の青年には。しかも鬼柳京介、クロウがチーム満足からぬけたのは最大のツン期到来だといまだに信じているのである。いやたしかに何度も会いにいこうとしたが、そのたびにピアスンという男と楽しそうにはなしていたり、子供たちの遊び相手になっていたりで、草葉の陰でハンカチをぎりぎりとかみしめることしかできなかった。つまり2年もご無沙汰なのである。すっかり滅入っていた。まあツッコミどころ満載ですが細かいところは気にしないでくださいははは。
そんなとき鬼柳はみてしまったのである。ベッドの下という静謐に封印されたクリアボックスから大量のデレ成分が分泌されている薄くて高い本・・・まあいわゆる同人誌本がざっくざっくでてくるのを。(誰のかは名誉のためにふせておくが、「頼む全部見せてくれ!」と迫り張り手を食らったのはいい思いだ。)傷心の鬼柳に、その新たな嗜好は枯れた大地にふりそそぐ慈雨のように心を潤していったのである。
さっそく鬼柳は行動を開始した。冷蔵庫にあんまんをしかけて辛抱強くまった。マシュマロンを攻撃表示にして、「俺オネストやっちゃうよ?オネスティ・クライング(※注 技名)やっちゃうよ?」と画面外でドヤ顔になっているであろうCPUのごとく単純な罠だったが後日冷蔵庫にかかっていたのは紛れもないクロウ・ホーガンだった。プランAは見事に成功したのである。ちなみに彼は黒い霧から逃れるためだと主張している。鬼柳はうれしさのあまり冷蔵庫ごと持ち帰り、数日間腰を痛めた。おまえバカだろとクロウのツンが炸裂して心も痛めた。うら若きダークシグナー女子二人の間で「クロ京?」「そんな・・・!次の新刊の法則がみだれるわ」「落ち着いて。心を無心にすれば私達ならできるはずよ」「ミスティさん・・・」「カーリー・・・」ひしっ。というドラマも展開されていたが割愛させていただく。
次にプランBである。それに関しては、ダークシグナードジっ子要因ディマクがさっそくこまっていた。
「いいからさっさとクロウをダグナーにしろってんだよ!!」
「無理だ!」
ばちばちと火花を散らす男二人、しかも片方はかなりの巨体なのである。すっげー目立つ。しかも内容がそろそろエスカレートしてきて、「おまえ、ダグナクロウとかめっちゃ萌えるんだぜぇ?黒羽ってかいてクロウって読んできょーすけぇ、とかまじATK3000レベルあーまじかわいいクロウかわいい俺のデスドラがデスファイアブラスト」「貴様の脳みそ事情なんかしらん」「今のは下半身の比喩だ」「なおさらしらん!」「じゃーおまえがエンシェントフェアリードラゴン目当てでモンコレ買い占めたことばらすからな」「してみるがいい!」「しかもあれルドガーの金だろ」「ぐっ」「そうなればフィギュア没収だろうなぁ!」「・・・・・・わ、わかった、貴様の提案はのもう」あ、なんか決着ついたっぽいです。TF4で二番目くらいに画面占領率をほこるディマクさんが見事にへなへなと崩れ落ちる。廊下の陰ではルドガーが泣いていた。心情を代弁すればお母さんは二人をそんな風に育てたつもりはありませんってなかんじである。また脅迫されたディマクも泣いていた。あれは、ただの畜生だ!
「クロウ!」
「鬼柳てめぇいつまでこんなとこに閉じこめておくつもりだ!!」
さて大勝利の結果鬼柳はご機嫌で部屋にはいったが、クロウはぎゃんぎゃんとわめいた。クロウにしてみればこれは全くの計算外、おいどーするつもりだよこんなところに閉じこめられて気分は下がる一向だしかつての仲間は変態になり下がるし出演率も下がるし下がりっぱなしである。はっ、まさかコンマイの罠!と思うくらいにクロウは疑心暗鬼になっていた。だが鬼柳は上機嫌でディマクとの間にとりかわされた約束を嬉々として語った。「はあ!?」とうぜんクロウは真っ青になる。「ダグナーになれだって!?」
「衣装もちゃんと用意したんだぜぇ?」
「ただの裸マントだろこれ」
「あぁ俺には一枚あれば十分だ!」
「それインフェルニティの常套句じゃねーか!」
クロウは鬼柳から逃れようとするがじりじりと鬼柳は間合いをつめる。「いや大丈夫!おまえがダグナのラスボスになる説あるらしいし!ほらウィラコ鳥獣!鳥獣!」「ゴドバしてやろうかぁあ!」暗転とともにアッーという誰かの叫び声が響きわたった。続くなんてことは一生ない。
110116
いらない元ネタ説明
*法則がみだれる=うちゅうの ほうそくが みだれる!FF5。
*オネスティ・クライング=身内ネタ。オネストを食らわせると弟が叫ぶ。「オネストに泣く」
*黒羽=某所様のダグナクロウ。かわいすぎます。
*俺には一枚あればじゅうぶんだ!=【超絶!!】VS【効果音】と鬼柳京介幻想入りをリスペクト。「超絶の意地をみせてくれ!」「あぁ俺には一枚あれば十分だ!逆転には!」
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