どうしてこんな状況になったの……

広い中庭、ここにいるのは私と愛蛇のルルン……とシリウス。


…… どうして？


夢のせいでレギュラスと顔を合わせるのが気まずいから一人で下りたのに。

なんでシリウスがここにいるのよ……


「……おぅ」

「おはよう……」

「今一人か？」

「ルルンだけだけど？」

「そうか……」

「…」

「…」




「「（か、会話が続かない・・・っ）」」


なんなのよ一体…… 用がないならそのまま通り過ぎればいいのに

帰ろかな、でも談話室にレギュラスにいるかもしれないしなぁ

どうせなら必要部屋……だっけ？名前忘れたけど探してみようかな

…うん、そうしよう


「っ、おい」

「……なに」

「あの、よぉ」

「だからなに？」

「その、前」

「……前？」

「っうっせぇな！なんでもねぇよ！」

「は？」

「とにかくスニベルスとつるむのやめろよ！」

「なんであんたに指図されないといけないわけ？」

「んだよ！こっちはお前の……」


突然起こりだしたと思ったら今度は黙り込んだ、なに？情緒不安定なのコイツ？


「もう知らねーよ！」

「だからなにがだよ」


本当に何しに来たんだあの人は……

廊下を走っていったのか、シリウスが逃げた方向から「グリフィンドール二点減点！」

と声が聞こえた。


「……馬鹿じゃないの？」


ルルンはそれに同意するように小さく鳴いた



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