目を覚ますと、そこは知らない所だった。
強い頭痛に襲われながらも、名前はゆっくりと立ち上がった。
「ここは……?」
窓は無く、真っ暗闇だ。
携帯をポケットから取り出し開くと、
『圏外』
と表示されていた。
「うそぉ…」
名前は携帯を辺りにかざした。
錆びた鉄の螺旋階段、複数のドア、血の付いた壁と……
「!?!?!」
足元に、人が1人転がっていた。
「キャアアアアア!!」
名前は泣き叫び尻餅をついた。
すると死体は短く痙攣を起こし、それからゆっくりと起き上がった。
「何事ですか」
え?
L?
「う、え、L〜〜〜(泣)」
「? ここはどこですか」
「知らないよ!!」
「……圏外ですか」
「流石だね、その通りだよ!(泣)」
「とりあえず出ましょう。どこから攻めますか?」
攻めるって;
-Which do you choose ?
螺旋階段を登る
ドアを開ける
ここは?
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