セクサロイド | ナノ





「ふぅ…ッはぁ…ロイドー…まだ駄目なの?」

いくらか時間がたつ頃には私の呼吸は随分浅くなっていた。

「んん…お嬢様?」
「…ぁ、起きた?」
「流石です、お嬢様なら致してくれると思っていました…っ!」
「学生証!どこにやったの?」
「…ッあ、ぁ…まどか、お嬢様、…」

ロイドが薄く笑うのが恨めしくて右手でそれをキツく握った。
意識が戻ると先ほどより感度がよくなったように思える。
腰が軽く動いているのが淫猥だ。

「はぁっ、はぁ…ッお上手ですね、まだまだ改善点は多いですが…ッ!」
「(さっさとイカしてやる…!)」
「あ!っはぁ、あ、…っ!お嬢様…、お待ちください、」
「…?どうしたの?」
「あまり強くするとすぐ…達してしまいますので、ゆっくり…」
「何楽しんでるの!」ギュウ
「んっ!あは、それはもちろん楽しいです…っ」

口はよく回るようだが体は相変わらず満足に動かせないみたいだ。
私を静止しようと藻掻いた手がうまく機能していない。
ロイドも呼吸が乱れて、それもあいまってフラフラしている。

「あぁ、いけません。お嬢様がそんな激しく…いやらしいので、私」
「…いやらしいのはあなただけです」
「いえ。お嬢様が、いやらしいのです、こんな…顔で私のモノを舐めて…」
「実況しないで!」
「ふふ…」
「(からかいやがって!)」
「ん…ッはぁ、…お嬢様飲んでくれますか」
「ええ!?嫌だ!」
「じゃあ顔にかけましょうか」
「それもいや…って、ちょっと!」

がっちりと頭を固定されて、深くくわえこんだ状態でキープされる。
抵抗も虚しく、ロイドが腰を動かして声を漏らした。

「ハァッ、…は…出します。顔に−−ッうぁ!」
「ん!?」
「−−ッく…!!!」

−ビュッ…ビュウ…!!!
一度口の中で跳ねたロイドのモノが引きぬかれて、私の頬に擦りつけられた。
ビクビク白い液体を弾き出す先端からまた液が飛んで顔を汚す。

「−−っう、……は…ッまどかお嬢様…」
「ど、どっちも、するなんて!」
「っは…いい眺めです。お嬢様の顔が私の欲望で濡れて」
「(しょっぱい!)うええ…飲み込めない…ティッシュ…」
「おじょうさま…」

急に体を起こされる。
ロイドの顔を見るとそのままキスをされた。
私の舌の上の精液をロイドの舌が混ぜて舐めて、吸われる。

「んッ…ロイド!」
「…ふ…もっと口を開けなさい…」
「〜〜!」
「そう…舌を絡めるのです」
「っあ、ハァッ…ぁう…」
「私に抱きついて・・・、首の後に手を回して下さい。体を密着させて…」
「−−ッはぁ、はっ…!はぁ…ッロイド、どういうつもり?」
「それはもちろん、ご指南を」

奴はにっこり笑ったかと思えば、私を押し倒した。
また唇が合わさって、蕩けるキスに体の力が抜ける。

「ひゃッ!ぁわ、わ」
「…やはりお嬢様の反応は初々しくて…いろいろ教えたくなりますね」
「ん!ん…っ!だめ、そこ、触らないで…!」
「おや。どうしてでしょう?服の上から触っただけでこんなに乳首が固くなりました」
「あ、あ、ロイド、」
「恥じらう顔も可愛らしい。色っぽくて、私をどうにかしようと誘うようだ」
「!(性懲りもなく変な言葉…!)」
「…ちゅ……っふふ、服の上から甘咬みされるといかがです」
「あぅぅ…、ゃあ…ッ」

もう片方の胸はロイドの掌で弄ばれる。
もちろんいますぐにでもやめて欲しいと思っているが体が言うことを聞かない。
それどころかより強い快感を引き出そうと備えている。

ロイドの唇が首筋に移動して痕を残す。
それから私の顔に飛んだ液体まで綺麗に舐めとった。

「さてお嬢様。下着が濡れて役割を果たせていないようですが」
「ひゃ、あッ触らないで」
「おねだり…してください?」
「なっ…!」
「ちゃんとご自分で毎回言うのです。私の名を呼んで、セックスしましょうと」
「何言ってるんだー!わ、私がまるでやりたいみたいに…」
「違うんですか?」
「(う・・・!)」
「まどかお嬢様、ほら…」

耳を吸われる。それだけで腰が抜けそうになる。
時間が経つにつれ体の隅々までロイドの手で唇で触れて欲しくてたまらなくなっていく。
−ぐちゅ…ッ
下着の上から感じるあの部分を引っかかれて、思わずロイドの服を引っ張った。

「あぅぅ…」
「(お嬢様…強情…)そうですね、言えたらご褒美をあげましょうか」
「ごほうび?」
「ふふ、気になるご様子ですね。あなたの好きなえっちな…ご褒美ですよ」
「…ロイド…!」
「わあ怖い。お嬢様の好きなえっちをするか…それとも私のエネルギーを充填するだけのえっちか、選ばせてあげましょう」
「どっちにしろ!?」

こいつまた何を言っているんだ!
と、思うもじわりと体がうずくのを感じた。おそらく今までの経験と鑑みて私の体が先走っているのだ。
ロイドがにっこり笑顔を作って私を見た。
本気で私の言葉がない限り動かないつもりらしい。

「や…やさしいのがいい…やさしいのが…!」
「やさしい…なんですか?」
「(〜〜!)やさしい…えっち……」
「よく出来ましたねお嬢様!偉いですよ!」
「(馬鹿にされてる気がする!)」
「ならばお望み通り!」

頬を撫でられる。そのせいで鼓動の音が張り裂けそうに大きくなる。唇を親指で薄く開かれて中に指が入れられた。ロイドが口を開く。そこから覗く赤い舌まで…私を誘うように蠢いた。

「やさしく、して…差し上げましょう」
「!」


ーちゅぱ…ッ
太ももに触れたロイドの唇は徐々に下降して私の大事な部分に辿り着く。
足をM字に開かされて下着も取られた。派手な音とは裏腹にゆっくりと舌が動いた。
よく慣れるのを待って解かれたナカに一本指が入る。

「んん…−−っ」
「おじょうさま、ここ…ご存じですか?」
「ふぁっ…ぁ、何…?」
「俗にGスポットと呼ばれています」
「ッあ、あ…、な、に…!」
「うぶなままでも大変可愛らしいですがせっかくですので”開発”致しましょうか」
「へ!?」


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