ブラックお屋敷 | ナノ




5 三男 男子高校生

 
*三男ミノルと朝のお仕事

『おはようございます』バチーン
「ギャアー!」

チカが完全に熟睡している中、容赦なく平手打ちが入れられる。その加害者は勿論使用人長の南郷だ。チカが衝撃で目を冷ますと鬼のような形相で仁王立ちをしていた。
使用人部屋の個室を一つもらった(使用人の女性はチカだけだった。普通男性しか採らず、男の新人は大部屋になる。南郷の配慮らしい)チカは、自室のベッド上で昨日のスパルタ調教を思いだし取り足りない疲れをありありと感じた。

「お、おはようございます、南郷さん」
『今何時』
「え?今は…7時……」
『遅い!』
「は、はい、」
『六時起きだと言いましたよね?何早速寝坊しているんですかウスノロが』ギロッ
「スミマセンスミマセン」ビクーン
『あなたは今日から三男ミノル様の朝のお手伝いをなさいます』
「ミノル様…」
『わかりましたか!返事は!』
「(ナニキレテンダヨ…)はい」
『支度しなさい…あ、』
「?」
『お化粧は私がやります。あなたの化粧はゴミ以下だ、ヘドが出る。顔洗ったら私を呼びにきなさい』バタン!
「チッ」
『…何か?』ギィッ
「いえ何でも…」
『ですよね』バタン
「(コエーヨ…)」




「オハヨウゴザリマス、ミノル様」コソ…
『部屋に入るときは小さな声で。ミノル様を起こす前にカーテンを開け、花瓶の花の手入れをする。学校への準備をベッドサイドに用意したらいよいよミノル様を起こす…わかってますね』コソ
「はい…」シャッ
『……』ジー
「えっと、学校の準備はできました」
『では先ず乱れた布団をお直しします。その時に、ミノル様の陰部を見なさい』
「……はい…」

キングサイズの大きなベッドに埋もれて眠るミノルの上布団を南郷が優しく剥がすと、とある一点を指差した。

『あぁ、ちょうどいい。こちらを見なさい、勃起なさってるでしょう。それを先にお沈めします』
「…はい…といわれましても…」
『昨日教えましたでしょうが!』ガミガミ
「そんな怒鳴ると起きますよ…」コソッ
『こほん…テコキとフェラチオで対応します』
「…はい…」
『…』
「…」
『何をしているんです?やりなさい』
「見本を見せてもらっていいですか?」
『何をいっているんですか?私がこんなことしてなんになるんです。女性がやらないと』
「私、唯一人の女性使用人なんですよね」
『そうですよ』
「今まではどうしていたんですか?」
『それは…聞かない方がいいと思いますよ』ニッコリ
「…」ゾッ
『まぁあえて言いますと…あなたが来るまでは何人かは女性がいました、ですが』
「キキタクナイキキタクナイ!」
『そう?』ニッコリ
「……」
『なんでもいいですけど…さ、起きられる前に着手しなさい。怒られますよ』
「…ミノル様ってお怒りになられるのですか?優しそうだし…爽やかだし…(使用人長とは大違いだし)」
『おや…あなたは何か勘違いしていますね』
「?」
『このお屋敷で一番怒るのは…私よりミノル様であらせられます』
「!?だ、だって学校でもヤサシイサワヤカイケメンで…いつも笑っていて…虫も殺さなそうな…」
『へぇ、そんなキャラなんですね。ミノル様も悪いお人だ』
「え…」
『雑談は良いから…早くやりなさい』
「はい…失礼します…」

『先ずは下着の上から手で愛撫なさい』
「は、はい」キュッ

「んん……」モゾ

「あ、動かれましたよ!」コソッ
『その調子です!』コソッ
「…(柔らか、硬い?)」
―クニュクニュ

「…んー……」

『ちょっと力が足りませんよ』
「は、はい、こうですか」

「…っは……」ピクッ

「どうでしょう」コソッ
『そうそう、ある程度やったらくわえて、出させて、その頃にはお起きになります』
「は、はい」
『私はもう口出ししませんので』
「えっ、でも」
『いいからやりなさい』
「は、い……(よ、よーし)」
―ムニュムニュ
「ふ……」
「(硬くなってきた…?)」
―ムニュムニュ
「…ん……」
「(よし、下着をおろして)」ズリ
「…」ブルンッ
「わ、(スゲェ)」

『(スゲェ)』

「…スヤスヤ」
「(な、舐める……うう…ドウニデモナレ…)」
―ペロッ
「…スヤ……」ピク
「(んん…南郷さんとは、違う…見た目も…)」
「…んぅ……」スヤ…
「(なんというか…長いし…)」
「……は…」
「(血管とか、凄くて)」
『(若いなぁ…いいなぁ…)』
「(口じゃ、全然っ…入りきらない)」

―れろ…
熱い舌が性器に絡み付いて、それが寝たままのミノルの体を変化させているらしい。ミノルの喉の奥から呻くような声が漏れだした。

「は……っは…」

「(息が乱れてきた!さっきより大きいし、)」ペロ
「はぁ……っ」
「(硬い、よぅ)」ちゅっ
「んっ……!!」ビクッ
「(あ、震えた、なんかカワイイ、かも)」
―ちゅーっ
「はぁっ、…な、何……?」

がばっ、

「わあっ」コテン
「…?女?」
『オハヨウゴザイマス、ミノル様』
「おい南郷、これ、誰」
「あ、あわわわ」アワワワ

最高に不機嫌な顔のミノルが起き上がる。その拍子に、チカはベッドから落ちてしまった。

『こちらは昨日から入りましたチカです。ご挨拶しなさい』
「あの、チカです、よろしくお願いします!」

「あぁ…なるほど、それでフェラね…」
「は、はい…」オドオド
「…ほら、」
「はい…?」
「続き、しないの?」
「あ、は、はい…」ゴソ
「ちゃんとしなきゃダメだよ、ねぇ南郷」
『え、ええ…』
「(ああ…頑張らないと…)」
―ペロ
「…」

ミノルの冷たい視線が自分のものに口をつけるメイドに突き刺さる。その目が既にチカの知っている爽やかイケメンではないことを物語っていた。

「(緊張する…)」
―あむ
「…」
「(ど、どうかな)」チラリ
「フゥ…」
「(溜め息…!?)」れろ
「南郷、ちゃんと教育した?ダメダメじゃん」
「え、あの、」
『申し訳ございません、ナニブン昨日今日なものですから』
「だとしてもさ、これじゃイケないよ?チカだっけ?俺の言ってること、わかる?」
「は、はい、申し訳ございません!」
「…これくらいさ、」ガッ
「ぅえ、!?」

徐にミノルの手がチカの頭を掴むと、くわえさせたまま腰を強く打ち付けた。

「激しくないと、」
「んんー!!!?」
「出せないよね?」
「ごほっごほっ…!」
「君、何噎せてるの?」
「ひっ、すみません!」
「なにむせてるかって聞いてるんだよ?謝るのは違うよね」
「は、はい、すみません!」
「はぁ…人の話、聞いてたのかなぁ?」ニコー
「ひぇ、南郷さん、南郷さん!」
「あはは、何?どうしたの?」
『ミノル様、怖がらせるのはどうかお止めください』
「そんなつもりはないけどなぁ」
『気を強くもって』コソッ
「ヒエェムリィ」
『無理とは言わないこと!』コソッ
「イヤァ…」

ミノルはあくまで笑顔で、紳士的で、端から見たらこんな会話なんてまるで想像できないよう立ち振舞いをしていて、チカは恐怖で震え上がった。


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