アナウンサー | ナノ




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「森山先輩、今から露天風呂ロケっすよ二月なのに」
「あ、そうでした……こちらのホテルのすいーと、に、は、…なんと……ろてんぶろがついているらしいです、よ」
「早速三人ではいってみませんか」
「いいっすね〜」
「ねー…」
「…あの、森山先輩服脱げますか?」
「脱げないかも…藍ちゃん助けて…」
「俺がやりますよ」
「自分で脱げました」
「やるじゃん」



………

藍がタオルを巻いてベランダに出ると夜の闇を満天の星空が照らしていた。
「素敵な空ですね!この星空の下で入るお風呂と言うのも風情があって素敵です!」
「確かに」
「そうですねー……」
「えー…、一名ほど寝かかっていますが私も浸かりたいと思いますー!」
「つか三人浸かってもまだまだ余裕があるってすごくないっすか」
「広ーい!」
「……」
「こんな感じに、」さわっ
「ぎゃっ」
「いきなり藍さんの胸をもんでも全然狭くないってやばくないっすか」
「そ、そうですねー!セクハラですよー!森山先輩注意してくださ…って寝てる!」
「ぐぅ」スヤー
「起きてくださーい!窪塚先輩は森山先輩の言うことじゃないときかないんですから!」
「そんなことないっすよぉ」さわさわさわ
「ぎゃー!」
「俺もさっきから…むらむらしてしょうがないんすよ、藍さんもそうですよね」
「ちがっ、これっ、全国っ、ネット!ですよ!」
「スタッフさんが編集でいい感じにしといてくれますって…」
「んっ…!」

いきなり口付けられると、藍はびっくりして固まってしまう。動かない藍に味をしめたのか、窪塚は更に深く唇を重ねた。

「――――はぁっ…!」
「目がとろんとしてる…その気になってきましたかぁ」
「ぁ……っだめ、です、よぉ」
「藍さんよく考えてみてください、この風呂が広めなのはこういうことのために作られたといっても過言じゃないんですよ」
「それはちがうとおもう…ひゃ、ぁっ」
「腰揺れてますよ、早くないっすか」
「ぁっ、ぁ、それはっ、窪塚先輩、がぁ」
「俺のせいじゃないと思うなぁ」
「ぁんっ」

タオルで隠された胸を布の上から弄べば、藍は一瞬で抵抗の手が形だけになる。
それもそのはずで、寿司屋でウニを一番食べたのは彼女だったからだ。

「タオルしてても、ここ、たってるの目立ってますよぉ」
「ゃ、ぁん……っ、引っ張らないでぇ…」
「押し込んだ方がいいっすか」
「ひゃっ!ぁ、…そ、そうじゃなくて…」
「ちゃんと言わなきゃわからないっすよ〜、俺頭悪いんで」もにゅもにゅ
「ぁう……っは、ぁ、っく…っ」
「藍さん…これ…触ってくださいよ」
「…ぁ…!」

窪塚の反応したそこに手を当てられる。上から重ねるようにして握らされたそれから手を離せず、図らずとも握る形になった。

「そ…ゆっくり…」
「んんっ……」

ゆっくり上下に擦らされると、水面が波打つ。風呂のなかと言う光景がまた異様で、二人をドキドキとさせた。

「――――は…」
「ぁっ、また、大きくっ…なったぁ…!」
「藍さんが強く握るからっ…ちょっと、待って」
「ふぇ…?」ぐしゅぐしゅ
「――つ、手ぇ、離して、くださ…」

乱暴に藍の手を離させ、立ち上がったと思うと、彼女の顔から胸にかけて精を放った。

「ぁ…っん…いっぱい…」
「はぁっ…は……今日、なんか…早くて…なんだろ」

自分の出したものを塗りつけるように胸を揉む窪塚に、藍は甘い声が出てしまう。

「…ん…っ…ぁ…は……っ」
「あ、藍さん、森山先輩見てくださいよ」
「んっ…ぁ…!」
「すげーたってますよ、寝てるのに」
「ほんと、だ……!」
「さっき俺にしたみたいに…したらいいんじゃないですか」
「…はぁい……」

岩でできた湯槽の壁にもたれ掛かる森山の、彼自身をにゅぷにゅぷと触ってやればぴくん、といちいち小さく反応する。

その間窪塚は彼女の後ろ側に回って、秘密の場所に指を当てた。

「ぁうっ!」
「あーこれ、温泉のお湯だけじゃないっすねぇ…」こすこす
「ぁ、あっ!ぁんっ!や、そんな」
「俺の指簡単に飲み込みますよ〜」にゅる……っ
「ぁあっ!ぁぅ、ぁ、は……っ」
「――――ふ、」

窪塚の愛撫で図らずとも強くなる森山のものを握る手に、森山は真っ赤な顔で眉間に皺を寄せる。

「藍さんの声イイから…俺も元気になってきましたよぉ」ぬるぬる
「ひゃっ……!」
「いれちゃっていいっすか」つぷ―ぐ…
「ぁ、窪塚、せんぱ…!もう、入ってきて…ます…よぉ」
「ばれましたかぁ」ずぷぷ…っ

――――ずっ ずちゅんっ

「あぁっ!お、ぉく…きて、ぁんっ!」
「なかっ、準備満々じゃない、すか、これ…」にゅるっ…くぷっ…
「ぁう、そ、んな、ことぉ」
「そんなことありますよね?」ずる…
「ぁ、抜くの、ぃや……」
「そうっすか」ぱちゅっ
「ひぃ……っ!!らめ……」

「――は、――…ふ……っ、」

「藍さん、森山先輩の握りすぎですよっ、先輩やばそうっすよ」ぱちゅっ
「ぁ、あん、で、でもぉ…っ激しくて…」

「…――――はぁ、ぁ――……っく」びくんっ、びゅ…

「きゃあっ」
「うわ…」



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