従わせます
伊真浜(いまはま)男子高等学校には有名な生徒が2人いる。
ここの学生で知らない人はいないはず。
まず1人は田神 正一郎(たがみ しょういちろう)。
首席入学をし、全国模試3位という成績を残し運動神経もいい優等生。
切れ目に、ブラウンで天然パーマの自毛の髪に黒の縁眼鏡の何も言うことなしの美貌。
パーフェクトな人間である。
そしてもう1人は楠野 雪哉(くすの ゆきや)。
喧嘩が強く、遅刻ワースト1位。
金髪にネックレスやピアスの違反しまくりで、教師からよく思われてない不良。
それでも、こちらもやはり美貌なのだ。
そう、誰もが知っているこの2人。
その裏側に、誰も知られていないある秘密があった―――…。
「ゆっきー、どこ行くんー?」
「…べんじょ」
昼休み、雪哉はダチと昼飯を食わずに廊下へ出た。
ダチには便所と行ったが、本当は違う。
向かう先は旧校舎4Fの一番奥の資料室。
ガラッと開けると蒸し暑い部屋。
誰も使われていないこの部屋…、いやこの校舎自体ほぼ使われていないのだが、カーテンが閉められて少し薄暗い。
まだ来てないか、と思い壁にもたれた時だった。
「やあ、来てたのか」
同じように入ってきた奴は雪哉が最も嫌いな奴だった。
ご丁寧に鍵を閉めてこちらに歩み寄る。
無意識に一歩下がると、嫌みったらしい笑みで口を開いた。
「はは、天下の雪哉が怯えてるなんて…楽しいね」
「…早くしろや」
「なに?もう限界?」
近づく奴の手に警戒したがいとも簡単に目的の標に触れられる。
「んッ…!!」
「ちゃんと入ってるね…偉い偉い」
また微笑み返す奴…正一郎の手は雪哉の尻にあり、そして雪哉の中にはローターが仕込まれている。
誰も知らない事実とは…
雪哉は正一郎の性奴隷であることであった。
雪哉が1人でこの資料室でさぼって寝ていた時に正一郎が犯し、そして脅しとして写真を取ってから性奴隷化してしまったのだ。
「じゃあ、どうするんだっけ?」
「…やめ、ろ」
下着ごとズボンを下ろされ、直接下の穴に触れられ体が揺れる。
中に入ったローターを追っかけるように入れたり動かしたりしてくる正一郎の指を拒みたいが体はどうしても欲してしまう。
「あっ…むりだっ、」
「そんなこと言っちゃって…前ぐちゃぐちゃだよ?」
「ぅあっ…」
がしっと前を鷲掴みされ、甘ったるい声を出す自分に嫌悪を抱く。
好きでこんなことをしてる訳ではない―――…
そう何回も頭では考えているつもりでも、体は正直で。
「きもちいいんだ」
「くっ……」
…喘ぎそうになる自分を殺したい。
相手がこいつだから尚更。
ゆるゆると掻かれていく俺のちんこはどんどん元気になると平均以上にデカくなる…が、しかしこいつ―――正一郎の方が完全に俺よりでかいのだ。
そして、最悪なことに俺はこいつの大きさを“穴”で覚えてしまったのである。
「今日は立ってやろうか」
正一郎は雪哉を裏返し壁に押し付ける。
入れられているローターをそのままに、正一郎は完全に勃起しているちんこを穴に押し当てた。
「うっ…いれるな、ら、…いれ、ろよ」
当てるだけで入れて来ない。
雪哉は気付いていないだろうが、穴はモノ欲しさにひくつき受け入れようとしているのだ。
しかし正一郎はそれを簡単に許し雪哉の思い通りにはさせない…完璧に征服させたいのだ。
「…別に俺はいれなくてもいいんだよ?」
「っ!!だった、ら…!」
「でも…雪哉のここ、このままでいいの?」
先っぽを軽く入れると、内壁は誘い込むようにうねり、もっと欲しい…そう言っているような気がした。
「う゛っ…、ひきょう、だ…」
「卑怯?…よくそんな生意気なことが言えるね…」
「あ゛ぁ――――ッ!」
一気に突っ込み、奥に入り込んだローターと正一郎のモノの刺激で一瞬の痛みとそこから伴う快感が雪哉に襲いかかった。
正一郎の性癖はそこまで酷くない…はずだった。
しかし雪哉に会ってみれば一転、強者を支配すると言うのだろうか、そんな正一郎でさえ分からない奥に秘めた何かが急に現れ…そして今みたいな鬼畜のような性格になっていた。
もちろんそれは雪哉だけであり、また怨みなどがあるわけでもない。
もしかしたら、正一郎は雪哉をある意味気に入っているかもしれない…
「さあ、言ってみなさい」
耳元で言われた言葉にぞくりとするがまだ理性はあるためどうかこらえようとする。
しかし、散々行為を重ねてきたため身体が求めているのは確かである。
「ねぇ、言えって言ってるんだけど?…性奴隷の立場な癖に」
「う゛ぐ…ッ!」
ぎちっ…と乳首を爪で引っ掻いた。
だがそれにも快感が募る。
薬を使ってるわけではない…
それなのに、もう限界だった。
「あ、あ゛っ…しょ、いちろのちん、こ、ぁあっ、いれ、てっ…」
「入れるだけ?」
「ふぁっ…、いれ、て、えぐるぐら、いっ、突、いてっ、ぁあっ!」
じゅぽじゅぽと音が静かな部屋になるぐらい突っ込まれる。
雪哉は気づいたときには自ら腰を振り、奥へ奥へと求めていた。
「い゛ぁっ…!あぁ、あっきも、ち、あぁ、ふぁっ、あああっ!もっ、と、」
「そんなに欲しいだなんて…まあ可愛いから、いっか」
正一郎は突きながらも、前を刺激し雪哉がイきそうになれば刺激を緩めるなどをして雪哉の身体を自由に扱っていた。
「ああっ、しょ、いちろ、きも、ぁあ…、ちぃ?ぁあんっ」
やはり中身は性奴隷。
正一郎を気遣う態度に優越感に浸り、更に追い討ちをかける。
「ひっ…あぁああっ!」
「雪哉、気持ちいよ…雪哉も気持ちよくなろうね」
「はあっ…!も、だめっ!ぁああっきも、ちよすぎ、ああっ…!」
中に入れっぱなしのローターが奥でがつがつ当たる刺激に雪哉も正一郎も限界だった。
「おい、出すぞ」
「はぁっ、ああっ!だ、して、っ!あああんっ!い、ぱい、ざーめん、だし、てっ!ひぃあっ!」
「ぅ、くっ…」
「ひぁ、ぁああっ!でてう、たく、さんでてう!ふぁああっ!お、れも、らしたっ!ああっ、しょ、いちろ!おねがっああんっ」
正一郎は中に出したがまだ雪哉は出ていなかったため、正一郎はちんこを触るかと思いきや、
「お前は後ろだけでイけるよな?」
触らずに後ろだけでイかすため、正一郎は更に深く突いた。
雪哉は前を触ろうと壁で身体を支えていた手を下ろそうとしたが、それを見た正一郎は両腕を取り押さえ、背中に一纏めにした。
つまり、雪哉を壁が支えているのは肩と頭のみ。
「あああっ!はな、してっ!あっ、あ、あ、だ、めっいく、いくいく、ああっ!ぁあああっ」
「イけ」
ずちゅん!っと音がしそうなぐらい突き上げると、正一郎が入っている穴を思いっきり締めて絶頂を味わった。
「ひぃあああっ!ああ、ぁあ、いっ、!あ、いく、いく、…ああああああああっ!!」
雪哉は力を無くしたかのように身体を傾かせたため、正一郎は慌てて支えると先程まで見えていた瞳は閉じられていた。
下を触れば上手くイけたみたいだが、どうやら失神したようだ。
「雪哉…、俺以外にヤられたら駄目だから…ね」
かわいいかわいい、雪哉。
誰にも知られたくない俺のもの―――。
「今日もまたこれ入れて授業受けてね?」
雪哉はまたあの快感を思いだし身体を震わせた。
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