97話/心に秘めた愛

蘭島からバウントの話を聞き終えた一護達は、蘭島に一旦別れを告げる。最後に一護が尋ねた事は…。

一■アンタにもう一つ聞いておきたい事があるんだ。
蘭■何だ?
一■蘭島さん、石田のこの装身具の事、知ってるんだよな?実際のところ、どのくらい保つんだ?
蘭■…それは私にも分からない。今日使えなくなるのか、それが明日なのか…。暴発した場合、使用者はもちろん、発射地点から半径数千間すべてを吹き飛ばす事もあるかもしれない…。
雨■…!!
一■…!!
雨■……ま、今更怖気付いても仕方がない。やれるだけ、やってみるさ…。
一■オイッ!!

蘭島の説明を聞いて二人に緊張が走る。たが、雨竜は動揺を呑み込んでそう言うと、さっさと一人で先へと歩き出した。一護は慌てて後を追う。


↑このシーンの続きをシリアステイストにパロってみました↓

一護
オイッ!!…待てよ、石田ッ!!

雨竜
……………。

一護
お前…どうするつもりだ!?

雨竜
……どう、とは?

一護
蘭島さんの話、聞いただろ!?いつ暴発するか分からないんだぞ!!そんな危険な物を……!!

雨竜
ほっといてくれ。これは僕の問題だ…。

一護
石田ッ!!

雨竜
巻き込まれたくないのなら、僕の近くには来なければいいだろう…。

一護
…ッ!!俺が心配してんのは、俺じゃなく、お前自身の事だよッ!!もし暴発したら、お前はどうなる!?

雨竜
……覚悟はできているさ。

一護
そうやって、一人で何もかも背負い込んで…それが、お前の言う『滅却師の誇り』なのか!?

雨竜
なに…!?

一護
そんなモン、俺は認めねぇぞッ!!

雨竜
黒崎!?

一護
誇りにかけて戦うって事はは、大切なヤツを護る事と同じだろ!?大切なヤツを…虚から、苦しみから、悲しみから、護るって事だろ!?

雨竜
……………。

一護
お前にとって、大切なヤツは誰だよ…?

雨竜
……っっ!!

一護
お前が死んだら…………俺は悲しむぜ…。

雨竜
……………黒崎。

一護
それを忘れるなよ、石田。

雨竜
…………ああ。


おわり

雨竜の大切な人は、もちろん一護です!!一護は分かっていて、俺を悲しませるなと言ったのでした♪



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