338話/ビーエルとかいうドウジンシ
尸魂界にて。
拘突(こうとつ)から採取した霊子を体内に取り込んだ一護。だが霊子が安定せず虚化してしまう。
そこへ、たまたま見回りしていた死神数人と鉢合わせして……。
死神A■虚だ!!
死神B■何でこんな所に!?
突然出現した虚に驚く死神達。
そこへ伊勢七緒(霊骸)が通りかかる。
死神達も七緒も、この虚が一護だとは知りません。
死神一同■伊勢副隊長!!
七緒■ここはまず、あの虚の処理を。行きなさい。
死神一同■はい!!
しかし死神達は全員、虚に倒されてしまった。
一人取り残された七緒は反撃するが、まったく歯が立たず逃げようとするが……。
七緒■(虚一護に向かって)来るな!!…………ハッ!?(誰かいる!?)
その時、虚の背後に人影が現れた。
その人物は、望実と影狼佐の本体(?)である、由嶌欧許(ゆしまおうこ)だった。
欧許■(虚一護に向かって)哀れな者だ。
↑このシーンをパロってみました。もし、現れたのが欧許じゃなくて雨竜たんだったら…↓
七緒
(虚一護に向かって)来るな!!…………ハッ!?(誰かいる!?)
雨竜
この虚は、僕に任せてくれ!!
七緒
貴方は?確か、現世の………
雨竜
そう!!現世の白い天使、マントの女神、滅却師の石田雨竜だ!!
七緒
………はい??
雨竜
そして彼は、虚化した黒崎一護なんだ!!
七緒
何ですって!?
雨竜
黒崎、僕だよ。雨竜だ。分かるかい?
虚一護
ガゥゥゥ!!
↑
怪獣みたいだけど、虚の鳴き声だと思って下さい(笑)
七緒
虚に言葉は通じません!!
危ない、下がって!!
雨竜
大丈夫!!
僕と黒崎の間には
愛があるから!!
七緒
………愛、ですか??
雨竜
黒崎、僕の事を忘れたのかい?
いつも君は僕の事を好きだと言ってくれてたのに……。
七緒
えっ!?男同士でそういう関係なんですか!?
虚一護
ガゥゥゥ!!
雨竜
いつも『白い天使様〜、マントの女神様〜』と、崇めてくれてたじゃないか!!
あれは嘘だったのかい!?
↑
女神様とは言ったがマントの女神様とは言ってない(笑)。マントは雨竜たんが勝手に付け足した(笑)
七緒
人間なのに天使?男なのに女神?
……その設定、無理があるのでは?
虚一護
ガゥゥゥ!!
雨竜
僕の青Tの匂いを嗅ぎながらウットリしたり、僕の生尻を撫でてニヤニヤしていた君は、もう消えてしまったのかい!?
虚に呑み込まれてしまったのかい!?
七緒
アオティ?ナマジリ?
……どこかで聞いた事があるような単語………ハッ!!
それは、女性死神協会で密かに流行っている「ビーエル」とかいう「ドウジンシ」に出てくる用語では!?
雨竜
……ちょっと、さっきから、いちいちツッコミいれるのを止めてもらえませんか
…しかも何ですか、その「流行ってる同人誌」って!?
七緒
はい、あの……今、女性死神協会で大流行している本で、内容が、その…す…すごいんです///
雨竜
………すごいって
七緒
もう、本当に、すごくて……。
小説にはオレンジの髪の少年と、白さに誇りを持つ少年が出てくるんですけど………とにかく、すごいんです///
雨竜
………え
七緒
ピ---をピ---に入れたり、ピ---をピ---したり、あんなすごい行為を、現世では普通にやっているのかって話題になって……。
何でも、現世には、小説のモデルとなった人物が実在するらしいんですけど……。
雨竜
………え
七緒
何ていう名前だったかしら?
行為のインパクトが強すぎて、名前は覚えてないくて……。
雨竜
………
七緒
あら?そう言えば……この虚も髪がオレンジですね。
雨竜
えっ!?あ、いや、えぇと
ほーら、黒崎!!いつまでも虚化してないで、さっさと人間に戻れ!!
戻ったら、フェ●●オでもシッ●スナ●ンでも●射でも何でも好きなだけ、やらせてやるから!!戻れったら戻れ!!
虚一護⇒一護
ガゥゥゥ―――――マジで!?何でもヤらしてくれんのか!?
七緒
虚が人間に戻った!?
雨竜
するする!!君の好きなだけ、するよ!!
とにかく、いったん逃げよう!!
この人に僕らの正体がバレたらまずい!!絶対にまずい!!
七緒
………はい??
雨竜
そ、それじゃあ、僕達は現世に帰りますので
同人誌はほどほどに
ビューン
《終わり》
女性死神協会にまで同人誌が出回っている(笑)
七緒副隊長は真面目だから、雨竜たん相手でも丁寧語を使うだろうと思って、そうしました。ちょっとイメージ違うかも(汗)
2011.09.11up
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