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『みんな同じクラスで良かった。前より無視されることはなくなったとしてもカンナたちと離れたら寂しかっただろうし。』
「本当にね。今年もよろしくね真希。」
『カンナも!それにしても、やっとカンナのショートヘアに見慣れてきたよ。』
「ふふ。」


2年生に上がる前にカンナは長かった髪をバッサリ切った。ロングも似合っていたが今のショートもよく似合っている。私も髪型変えたくなってきた。なんて思ったりする。


何気なく外を見れば新しい制服をきた新入生たちが歩いていた。


『私たちもあんな感じだったのかな?制服にぎこちなさを感じるよ。』
「そうね。新入生かぁ。また、千隼と柿木園の告白ラッシュが始まるのね。」
『あぁ…大変そう。』
「不安にならないの?彼氏がモテモテで。」
『不安だよ?でも好きだから。不安なんかに負けないよ!』
「ごちそうさま。……そういえば千隼とスクールリング交換したの?」
『まだ、かな?なんかやり損ねてそのままでした。でも今さらかなって。』

今さら交換しよもなんだか言い出しにくいし、また何かの機会でもいいかな…なんて思っていた。

あの新入生たちもスクールリング買いにいくのかな?と微笑ましく眺めた。


ポン〜ポンッポンポン〜…


通知を知らせる音がなりケータイをみると千鶴さんからだった。

なんだろう?と開くと「今日家にいらっしゃい。千隼にはナイショで💗」とあった。


『嫌な予感…』
「なにが?」
『なんでもない!』


とりあえず千隼くんの家の住所を聞き、行きますと返したが、本当に嫌な予感しかしない…
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