そういうことね、消太さん

戦っている最中は気づかなかったけれど、思った以上に強子の身体はボロボロだった。身体のあちこちが痛みに悲鳴をあげている。
きっとアドレナリンどばどばの状態だったから気にならなかったんだろうが、戦闘を終え、気が抜けた今は・・・ものすごい痛い。涙が出ちゃうほど、痛い。
とても動く気になれず、ぐったりと地面に寝転んだままの強子に声がかかる。


「どうだった、爆豪との勝負は」


相澤だ。
すっかり存在を忘れていたけど、そう問う彼は、強子たちの戦いを見ていたはずだ。
強子は寝転んだままに、視線だけを彼に向けた。


「どうもこうも・・・見ての通りですよ」


見ての通り、コテンパンにされた。ぐうの音も出ないほど、惨敗した。
戦闘中盤あたりまではいい勝負だと思っていたが、終わってみれば・・・強子と爆豪の力量の差は明白だった。
力尽きて起き上がることすら出来ずにいる強子に対して、あいつはまだまだ余力を残した様子ですたすたと帰っていったし。


「はあ・・・悔しいなあ」


まぶたを伏せると、爆豪の凶悪な笑みが鮮烈に思い出される。
彼の言葉を思い出して、再び彼に対する苛立ちがよみがえってくる。


「あいつ、私を“上”から捻じ伏せるとか・・・あの言葉、完全に私をなめてますよね。見下しすぎですよね。ッああもう、本当に悔しい!」


入試の時から彼には負けっぱなしだから、仕方ないのかもしれない。
けれど、彼に強子のことを軽視されるのが、とても嫌だ。彼から相手にされないことが、心底つらい。彼の中の強子の存在が“モブ”同然になるのは、耐えがたい苦痛だ。
今日、また彼に敗れた強子のことを、彼は見損なったのではないか?張り合う相手に相応しくないと、強子を見限るのではないか?
そんなことを考えて、みぞおちのあたりが苦しくなる。


「・・・せめて、あと2、3発でもあいつに攻撃をあててれば、もう少しは、私のことを対等な存在に見てくれたのかな・・・」


自分でも、かなり情けないことを口にしている自覚はある。
攻撃をあてていれば「勝てたかな」ではなく、「対等に見てくれたかな」だ。
爆豪にあんな啖呵をきったものの、自分の個性で爆豪に勝つ方法なんて、ちっとも思いつかない。まったく、情けない。


「・・・お前、物事を表面だけ見て判断するのやめろ」

「え?」


呆れたような声で吐かれた相澤の言葉を理解できず、まぶたを押し上げると再び相澤を見やる。


「爆豪のあの言葉は、身能を“対等な”ライバルとして意識してるからこその言葉だろう。あいつは、お前に負けないって決意をあえて口にして、自分を追い込んでんだろうが」


相澤の語った解釈に、目を点にする。
いや、そんな馬鹿な。だって、あいつはいつも・・・


「なんで爆豪がお前に突っかかるのか、考えたことあるか?」

「え・・・?それは、私のことがムカつくからじゃ・・・?」

「そうだろうが・・・なんで爆豪はお前にムカついてるかって話だ」

「?」


あの男が誰かや何かにムカつく時って、わりと大した理由がなくてもムカついてる気がする。むしろ理由なくいつでもイライラしてるんじゃないだろうか。


「身能と爆豪が張り合うようになった切っ掛けは、入試の実技試験だったろ」

「そうですね」

「爆豪は・・・あいつは入試で、お前に先を越されたことが悔しかったから、全力でお前をつぶしにかかってたんだよ」

「・・・はい!?」

「スタートの合図と同時に真っ先に飛び出したお前のうしろ姿を見て、“1番”をとられたようで悔しかったんだろう。んで、お前はさらに煽るように、一発目でド派手に仮想敵をぶっ壊した・・・それが爆豪の逆鱗に触れて、あいつはお前を徹底的につぶしにかかったわけだ」


何でそんなことが相澤にわかるんだと疑うが、試験会場の至るところに監視カメラを置き、受験生の様子を観察していたのだから、強子の行動も、それに対する爆豪の反応も、教師陣には丸見えだったはずだ。
おそらく相澤の言うことは、ただの妄想ではなく・・・何かしらの根拠に基づいた推察なんだろう。
爆豪は怒りに関しては感情表現がストレートな人だから、わりとわかりやすいし。


「とどのつまり、爆豪は最初からお前をライバル視してたってことだ・・・お前が爆豪をライバル視するよりも前からな。だから、お前に喧嘩ふっかけるような態度をとってるんだろう」


な、なんだよそれ・・・!聞いてない!
いや、ちょっと嬉しいとか、そんなことは断じて思ってないけど!


「そ、それにしたって・・・あいつのおかげでこっちは補欠入学ですよ!?あいつのせいであやうく不合格になるところだったし。爆豪くんと違う試験会場だったら余裕で合格できたはずなのに、ひどくないですか!?」


なんだか口元がニヤけそうになるのを誤魔化すよう、へらりと笑いながら相澤にふる。
すると彼は、呆れた様子で長いため息を吐いた。


「・・・その考え方も直すべきだな」


突然の指摘に、何か間違ったことを言っただろうかと、慌てて自分の発言を振り返る強子。けれど、思い当たる節はない。


「入試での戦績の悪さを爆豪のせいにするな。あの結果は、今のお前の実力だ」

「え、でも・・・!彼に妨害されてなければ・・・!」

「ならお前は、プロヒーローとして事件現場に向かったとして、自分が活躍するまでもなく他のヒーローが解決したなら・・・そのヒーローがいなければ自分が救っていたと、被害者たちにそう弁明するのか?」

「えっ?そ、それは・・・」


そんなのは無意味だ。現場で役に立っていないヒーローに、どうこう言う権限はない。
現場にいる被害者たちは、助けてくれた者を“ヒーロー”と認識するだろう。
他のヒーローに遅れをとった者は、ヒーローとしての称賛も、国からの収入も貰えるはずがない。


「お前が思ってる以上に、ヒーロー社会は生存競争が激しい。そこで生き残るには、時には他を蹴落とすことも必要だ。逆を言えば、他に蹴落とされないよう生き残ることも必要なんだよ。あの実技試験は、そういう部分も含めて優劣をつけていた」

「っだけど、あいつと同じ会場じゃなかったら、蹴落とされそうにはならなかったかもしれない!割り当てられた会場次第で、試験の難易度にそんな差があっていいんですか!?こんなの実力じゃなくて、運じゃないですか!」

「よく言うだろ?“運も実力のうち”だ。それにプロヒーローってのは、不運も逆境もくつがえすもんなんだよ・・・つーかお前の場合、運どうこうより、お前が爆豪を煽ったのが原因だろうが」


ぐ、と言葉に詰まる。
納得はしたくないけど、悲しいことに、相澤の言葉を理解できてしまう自分がいる。

そういえば以前、爆豪にも同じようなことを言われたのを思い出す。
「爆豪の邪魔がなければ」と負け惜しみを言う強子に、彼は「前提が間違ってる」と言った。強子がヒーローを目指すかぎり、その道の先には爆豪がいるのだと言った。
運どうこうじゃなく、雄英にいる限り、そして卒業後プロヒーローになっても・・・必ずそこには爆豪がいる。そしてきっと、強子はずっと爆豪と競っていくんだろう。
だとすれば、確かに前提が間違っていた。考え方が間違っていた。
爆豪の邪魔がないことを想定するのではなく、爆豪と同じ土俵に立ったとき、どう生きぬくのかを考えるべきなのだ。
今さらすぎるが、ようやくそのことに気がついた。


「・・・ある意味、お前は強運の持ち主なのかもな」

「え、どうしてですか?」

「実技試験の結果は、正直いって芳しくない。なのに、オールマイトをはじめとする教師勢の目にとまり・・・結果、お前のために補欠入学なんて特例の制度までつくりあげたんだ。逆境をくつがえすにもほどがあるだろ」


言われてみれば、その通りだ。
本来は一発不合格となるべきポイントだった強子が補欠合格という特例になり、欠員もいないのに、オールマイトの計らいで入学させてもらえるなんて。
普通に考えてありえないほどのラッキーだ。


「補欠入学なんて制度には、俺は反対だったんだ。一般入試の合格者数は36名と決まっているなら、37位の戦績のやつなんか気にかける必要はないはずだ。実力が足りていない者が入学したところで足手まといになる。合理的じゃないだろう」

「・・・まあ、そうですよね。私が言うのもあれですけど」

「だから、お前のことは、初日の個性把握テストで除籍にするつもりだったんだよ。最下位じゃなくても、成績の如何に関係なく」

「はあ!!?」


耳を疑うような言葉を聞き、強子は痛む身体も気にせず勢いよく飛び起きた。


「どんなに個性に恵まれた人間だろうと、自身の才能を驕って努力を怠るような奴は、ヒーローとしての見込みがない・・・身能はまさにそういうタイプの人間にみえた」

「え、ええ・・・?じゃ、じゃあ、なんで除籍にしなかったんですか?」

「それは・・・お前が、負けず嫌いな奴だとわかったからだ。爆豪や他の競うべき相手を見据え、どうしたら相手に勝てるか、どうやって相手を負かすかを考え、トップを目指してひた走る・・・そういう姿勢をみれたから、お前にはまだ期待できると考え直した。負けず嫌いな奴は、勝ちたいがために努力するもんだしな」


矢継ぎ早に知らされていく驚愕の事実に、強子はぽかんと相澤を見つめる。


「身能、お前には圧倒的に“努力”が足りん。有能な個性にかまけて、常日頃から汗水たらすような努力をしてないだろ?お前が補欠たる理由は、そこにある」


相澤の力強い視線に委縮しそうになりながら、強子は彼の言葉を真摯に受け止める。


「当然だが、個性に頼る前に地力を鍛えなきゃ強くはなれない。お前は、個性なしで普段どれほど筋トレしてる?何時間走り込みしてる?補欠でない入学者はみんな、自分を鍛えるためのトレーニングを怠らないぞ」


うっ、耳が痛い話だ。
個性を使えば大抵のことをこなせてしまう強子は、確かに努力が足りていなかったかもしれない。


「お前に“努力しろ”と強制はしない。ただ、お前の思うビジョンを叶えるには何が必要なのか、それを自分でしっかり考えるんだな」


強子の思うビジョン――人々を守るヒーローになる。
そのためには、自分が強くならなくては。強くなるには、そう・・・努力しないといけない。今までのような生半可な努力ではだめだ。血反吐を吐くくらいの努力が必要なのだ。
これまで通りじゃ、ヒーローになんて、なれやしない・・・!


「それから、これは俺の個人的な見解だが・・・」


そこで言葉を区切った相澤。いったい何を言い出すのかと、強子は不安そうに首を傾げた。


「補欠のお前が入学できたのは、オールマイトさんの推薦があったからだ。なぜ、あの人は身能の入学を推したのか・・・」


それは合否通知の際、オールマイト本人からも聞いた話だ。
強子の個性をみて、彼は強子を欲しいと言った。本年の新入生として、強子の存在が必要だと、彼はそう言った。


「おそらくだが、お前と緑谷をぶつけて互いを成長させようとしてるんじゃないか?」

「!?」


唐突に出てきた彼の名前に、強子は目を見開いた。


「個性が競合する者どうしだと、自然と互いに競いあい、互いの成長を増長させる。あの人はそれをねらってるのかもしれん。どうにもあの人は緑谷を気にかけてるようだしな」


それを聞いて、なんとなく、裏切られたような気持ちになった。
オールマイトは強子に期待して、合格させてくれたのだと思ってたのに。
けれど、相澤の言うことが本当なら・・・強子はただの当て馬じゃないか。緑谷を成長させるためだけに用意された、捨て駒とすら感じる。
強子が雄英に合格した理由が、そんなくだらない目的だとしたら、許せるわけがない。
それが本当なら、強子は・・・


「(意地でも、緑谷出久には負けられないッ!)」

「あくまで俺の推測で、実際のところはわからない・・・だが、すべての物事には必ず、意味や意図があることを忘れるな。お前は物事の表面だけ捉えがちだ。頭の出来は悪くないんだから、常に頭をまわせ。お前自身のこと、お前を取り巻く環境・・・すべてをしっかり考えて行動しろ」


物事には意味や意図がある。
爆豪が強子に喧嘩をふっかけるのにも実は理由があったように、強子が今ここにいることにも理由がある。


「まあ・・・なんにせよ、今回はいい訓練になっただろ」


搬送用ロボに強子を保健室まで運ぶよう指示しながら、相澤はそう締めくくった。
相澤の言葉に逡巡して、強子は口を開く。


「相澤先生・・・どうして体育祭前のこのタイミングで、爆豪くんと私を戦わせたんですか?」


物事に意味や意図があるのなら、きっと今回の相澤の計らいにも何か目的があったのだろう。
強子の問いに、相澤をハッと小さく笑みをこぼした。


「いずれぶち当たる壁(爆豪)なら、早いうちにぶつけた方が合理的だろ?」


・・・いや、一概にそうとは言えないと思うけど。時期尚早にぶつかって立ち直れないくらい挫折してたらどうしてくれるんだ。
その反論はできないまま、強子は保健室へと搬送されていった。










リカバリーガールに診てもらい、重たい怪我だけ治癒してもらった強子は、夕日のあたる校舎を後にして、とぼとぼと下校する。
気づかぬうちに足や手指も骨折していたらしい。さすがにそこは治してもらったが、軽い火傷や切り傷、打撲なんかはそのまま残っている。

そのボロボロな身体を視認しながら、強子はむすっと顔をすぼめた。
相澤の言葉を振り返れば振り返るほど・・・強子は、爆豪と緑谷と歪な縁で繋がっていると感じる。

初めは、爆豪のせいで、入試を不合格になりかけた。
そんな強子に補欠合格という道をつくってくれたのはオールマイトだが、それは緑谷のためである可能性が高い。
そして、相澤に除籍されそうな強子だったが・・・爆豪や緑谷に対して負けたくないと燃える姿をみて、相澤は考えを改めたのという。


「(なんか・・・結局、自分が今ここにいられるのって、あの二人のおかげみたいじゃない・・・?)」


非常に不本意だが、そんなことを考える。
今まで「あいつのせいで補欠になった」と責任の所在を押し付けていたのに、「あいつのおかげで在籍できてる」なんて、急に言われてもピンとこない。
強子のなかの爆豪勝己は“倒すべき相手”であり、“イヤな奴”でないといけないんだ。


「ちょっ、君・・・怪我だらけじゃないか!大丈夫なのそれ・・・!?」


ふと、後ろから声をかけられ、強子は思考を停止させた。
強子が声のした方を振り向くと、そこにいた人物――物間寧人と視線がかち合った。


「「!」」


A組に対して並々ならぬ嫉妬心を燃やし、事あるごとにA組に突っかかるイメージの強いその男と相対して、言葉を失う。
キャラクターとして見る分には面白いが、今の強子はA組に所属している・・・つまり、彼の嫌味攻撃の対象になり得るのだ。そのことに気付き、つい身構えてしまう。
なんだろう、今日は厄日だったか?身体もズタボロだが、さらに精神までもズタボロにされるというのか?


「・・・」


けれど、彼は何も言わず、強子の顔を見つめたまま黙っている。
もしかして、と強子は勘ぐる。
彼は強子の目を見て、その赤い瞳に、腫れたまぶたに、泣きはらした後だと気づいたのかもしれない。その事実に、戸惑っているのかも。
きっとそうだ。怪我を負った女子を見て、相手が誰かも確認せずに声をかけるような紳士的な面もあるのだ。A組に対してはあたりが強いとはいえ、ヒーローらしい部分も持ち合わせているのだろう。
そう思うと、物間に対して、友好的になれる気がしてきた。


「えっと・・・これは訓練でちょっとボコされただけで、リカバリーガールにも診てもらったし、平気だよ!心配してくれてありがとう、物間くん」


友好的な笑みを携え、物間に答えた。
すると、物間は訝しげに眉根を寄せる。


「・・・君、僕のこと知ってるの?」


鋭い視線で見られ、ギクリとする。
確かに、初対面で名前を知ってたら警戒するか。前世から知ってました、なんて言えるわけもないので、ここは適当にはぐらかそう。


「そりゃあ・・・隣のクラスだし、名前くらい知ってるよ」

「え?隣のクラスって・・・君、A組なの!?」

「え?(気づいてなかったの!?)」


やべっ・・・A組だとバレた途端に、手の平を返すように嫌味なこと言われたりするだろうか・・・?
どきどきしながら強子が物間を見ていると、彼は心底驚いたような顔で口を開いた。


「ふうん?訓練なのに、女子にここまでのケガを負わせるなんて、随分とひどい仕打ちじゃないか・・・ちょっと正気を疑うよ。A組には野蛮な奴らがいるんだな」

「!・・・うん、うん!そうなんだよ!!」

「!?」

「その通りだよ、物間くん!!」


物間の言葉に激しく同意して、彼の手を強く握った。
彼の言うとおり、A組には、強子にひどい仕打ちをする奴がいる。入試で邪魔してきたり、入学早々に見下してきたり、無駄に喧嘩ふっかけてきたり。
先ほどの戦闘訓練でも、何度かあいつの攻撃で死にかけたし。野蛮にもほどがある。
・・・うん、やっぱり、爆豪勝己は“イヤな奴”だよな。
相澤先生からいろいろ聞いたところで、それは変わらない。
強子のやることも変わらない。爆豪に追いついて・・・そして、勝つ!


「っていうか、君もA組だろう?クラスメイトを侮辱されたのに、怒らないの?」

「いや、むしろスッキリした!的確な評価だったよ!ありがとう物間くん!」


きらきらと爽やかな笑みで、朗らかに感謝を述べる強子に、物間は呆れたようにため息をこぼした。


「君って、変わってるよね・・・」

「そうかな?あまり言われたことないけど」


物間から変と言われても気にする素振りはなく、朗らかに笑みを見せたままの強子。それにつられるように、物間も気が抜けたように笑みを浮かべた。


「・・・なんだか、君とは仲良くなれそうな気がするよ」

「え、ほんと!?」

「ああ。A組は調子にのってて目障りだと思ってたけど、君は少し違うみたいだしさ・・・まぁA組も一枚岩じゃないってことかな」


一人で納得して頷いている物間を横目に、強子は力強くガッツポーズを決めた。
念願の、他クラスの友達ができた!それも、敵にまわしたらめんどくさそうな物間である(そしてイケメンである)。
これはきっと、とても大きな収穫だ。
それに、こんなこと・・・爆豪にも、緑谷にだってそうそう出来ないことでしょう?
少しずつでもいい。どんなことでも、いい。あの二人に対抗するために出来ることを、着実にこなしていこう!


「(けど、そうだな・・・今までより、もう少し爆豪くんに友好的に接してみてもいいかもしれない)」










==========

入試の話を書いていたときから、書きたくて仕方なかったお話。
馬鹿な(手のかかる)子ほど可愛い理論で、補欠夢主についつい目をかけちゃう相澤先生。
後半は、物間とフラグを立てて、夢主の精神回復しただけの話。


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