一万円・番外 | ナノ

 3



<注意書き>
・高瀬が変態です。
放尿シーンがあります。(ここ重要)

以上の内容が大丈夫だという方は、どうぞよろしければスクロールお願いします。






・仁湖side






「………、」


妙に隣から熱視線を感じる。
…もしかしたら俺の思い違いかもしれないのだが、高瀬から見られているような気がする。
だけどここで確認すれば、高瀬とまた目が合ってしまいそうなので、確かめられない。
それに一度下ろしてしまったチャックを、上げるのは絶対おかしいので、ここで引き下がることはもう出来ない。



「………っ」


…そ、そうだよ。絶対俺の思い違いだ。
高瀬が俺のことを見るわけないし、高瀬だって普通に用を足すためにここに来たんだ。俺が変に意識し過ぎているだけなんだよな……?

俺は一度目をギュッと瞑った後、下着の中から自身のペニスを取り出した。



「…………」



……な、何か凄く恥ずかしい。
ただ用を足すだけなのに、何で俺はこんなにドキドキしているんだろう…?



…これは、


“興奮”?


…そ、それじゃ、俺はただの変態じゃないか。
別に隣に高瀬が居るからって、変な気分になる必要なんてないよな…。
皆普通におしっこしてるし、俺だって今まで学校で幾度となく用を足してきたじゃないか。

これは変なことじゃない、普通のことなんだと自分に言い聞かせて、俺は便器から零さないようにペニスを支えて、尿を放出する。


「………ん、」


あれこれと考えていた所為だろう。
我慢していたので、大量の尿が出続ける。
隣に居る高瀬のことを深く考えないように、チョロチョロ…と音を立てて出続けるおしっこを見る。



「……は…、やべ…っ」

「…………?」


まるで吐息のような高瀬の小さい声。
聞き取れなかったものの、ここで視線を合わす勇気もなく、俺はただ尿を出し続ける。

思わず身体がブルリと震えてしまった。


……何だかイったときのような身震いをしてしまって、凄く恥ずかしいが、高瀬が見ているとも限らない。

未だにチョロチョロと出続ける尿を早く終わらせようと膀胱に力に入れた瞬間、…急に高瀬にペニスを掴まれた。





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