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「あぁァ、んぁあぁっ」
痛くて、むず痒くて、…だけどほんの少しだけ気持ちがいい。訳の分からない感覚に、俺は滝本龍の指をおもいきり噛む。
そうすれば口内には鉄の味が広がる。
…どうやら力強く噛み過ぎた所為で、血が出てしまったようだ。
「あ、…ひぁあァン」
恐る恐る後ろを振り返って滝本龍の様子を伺う。
…俺の予想と反して、血が出ているほど力強く噛んでしまったというのに、滝本龍は痛みに動じていなかった。
それよりも痛みや快感に鳴き叫ぶ俺を見て、舌なめずりをして楽しそうに口角を上げている。
「ン、っ…ァ、ゃめて…」
「抵抗すんな。…大人しく感じてろ。」
「ひぁ…ぁああァっ」
そう言うと滝本龍は、俺の口内に挿し込んでいた指を、俺の舌と絡ませるように淫らに動かしていく。
…唾液がクチュクチュという音が聞こえて、凄くいやらしいことをしているような気がする。
「…ン…ぅ」
「……腹、膨れてきたな。」
「ぁああァ、ひぃ、…押すなァ…」
そして滝本龍はいきなり俺の腹を手の平で押してきた。
先程大量の湯を腸内に注ぎ込まれた所為で、俺の腹は膨れている。それなのに腹を押されてしまうと凄く痛いし、お尻の穴から水が溢れるのが分かって凄く恥ずかしい。
「…すげぇ、可愛い…」
「ん、…もぅ、…んああァ」
「…だけど俺のじゃない物で、膨れてるかと思うとむかつく…」
「……え?…ァ、っ、ちょ…」
滝本龍はお湯を止めると、俺の尻たぶを鷲掴みにした後、左右に開く。
そうすれば大量に注がれた湯が、チョロチョロと零れ出す。
「……っ、」
注がれたお湯だが、排泄している所をじっくり見られているようで、凄く恥ずかしい。
零さないように意識して穴を締め付けると、後ろからゴクリと喉を鳴らす音が聞こえてきた。
「…俺のも、腹一杯飲ませてやるからな。」
そんなことしたら痛い思いして洗浄した意味がないじゃないか、と言いたかったのだが、ピトリと硬くて熱い物が尻たぶに挟まってきて、羞恥と恐怖と驚きに言えなくなってしまった。
「…ぁ、…ン、お願い、止め…、」
「今更止められねぇよ…」
「ゃだ、…助けて、…ンっ、ぁあ…ぁあ、ゃあああ…ァ」
「………く…っ、」
やはり俺の制止の声など聞いてもらえるわけがなく、滝本龍は再び俺の中に凶器のようなペニスを挿し込んできた。
「…ぁ、…ァ、んぁ…ぁあっ」
散々指で解されたため痛みはない。
…だが俺の腹の中には大量の湯が入っている。
滝本龍のペニスが入ってきたため、更に圧迫感が増えた。
俺は声に出来ないほどの苦しさに、口をパクパクと開閉させることしか出来なかった。
「…ン、…っ、んぅ、苦しい…よぉ…」
「……狭ぇ…」
尻を鷲掴みして、滝本龍は再び俺の尻の穴を覗き見ている。そうすれば結合部が丸見えになる。
羞恥のあまり身体に力が入ってしまえば、中に入っている滝本龍のペニスを締め付けてしまう結果となり、背後からは滝本の低い唸り声が聞こえてきた。
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