短編集 | ナノ

 8(真田視点)






「ひぐっ?!…な、何して…、馬鹿、き、たない…って、」

「…ちっ、狭ぇ…」

悠斗のケツ穴は俺の指一本すら、受け入れることさえ困難なくらい狭い。狭いということは処女という証拠なのだが、こうも狭すぎると慣らすことすら出来ない。

「おい、力抜け。」

パチンっと悠斗の白い尻を叩いて、力を抜くことを強要する。しかし初心者の悠斗が上手く力の抜き方を知っているわけがなく、悠斗は目を白黒させながら戸惑っていた。


「…仕様がねぇな。」

「…わっ?!」

俺は一先ず、段々と冷たくなってきている悠斗の身体を抱き上げて、寝室へと運ぶ。
濡れた身体を一切拭いていないので、ベッドシーツが濡れてしまったのが、今はそんなことなど関係ねぇ。

俺に簡単に抱き上げられて、悠斗は何か喚きながらも悔しそうに俺を睨みつけている。
上目遣いで睨まれて、「誘ってるのか?」と口角を上げて言えば、悠斗は顔を真っ赤にして黙る。


「すぐに熱くしてやるから、可愛い声で喘ぎな。」

「…な、…何…?!」

四つん這いの格好にさせた悠斗の尻に、細くて小さいチューブの先を入れ込む。
これは先程ベッドの近くにある棚から取った物だ。

中身を全部悠斗の中に注ぎ込む。


「…ひっ、冷たい…っ」

「大丈夫、すぐに熱くなる。」


液体の冷たさに悠斗は、ベッドシーツをギュッと握り締める。その弱者のような悠斗の態度に気を良くした俺は、ゆっくりとした手付きで悠斗を撫でてやる。
そうすれば悠斗の身体が少しだけ抜けたようだったので、俺は先程液体を流し込んだ悠斗のケツ穴に一本の指を挿し込む。


「…ひぁあ…っ、ぁ…ぅ」

「…は、…ドロドロだな。」

「それは、…ンぁ、お前が、…何か入れたから…ァ」

「何だと思うか?」

「……ン…?ローション…?」

「違ぇよ。」

グチュグチュと音を立てながら浅い部分を指で刺激する。…ローションか。俺がそんな生易しい物で済ませるわけねぇだろうが。


「…正解は、即効性媚薬だ。」


耳元でそう優しく囁けば、悠斗はビクンと身体を震わせた。そんな悠斗の反応を楽しみながら、俺は浅く挿し込んでいた指を奥深くまで挿入した。


「…もう効いてきたか?」

「ンぁあ…、熱っ…、ふぁ…ぁ」

「…エロい顔しやがって…、」


どうやら本当に媚薬が効いてきたようだ。
熱に侵されたような蕩けた表情をして、涎を口端から流す悠斗の姿は、本当に魅力的だ。
おまけに身体を艶っぽく捩じらせて、まるで俺を誘惑しているかのように見える。


「ああン、…くるし、…熱、助け…、ひあぁ…」

「…淫乱な悠斗は指一本じゃ足りねぇよな。」

「ひぁあ…ァ、ぁあン」

「何本欲しい…?」

先程まであんなに狭かった悠斗の腸内は、媚薬のお陰かグチョグチョに蕩けている。その証拠に俺が指を動かす度に、卑猥な水音が聞こえ出す。


「ンぁ、…わかんな…いっ、ひぅ…ああン」

「素直に言えば、欲しいだけくれてやるよ。」

「…いらない、ンぅ、…抜いて…ひぁあ…っ」


こんなに強い媚薬を直腸に注がれてもなお、悠斗は素直にならない。チンポからはエロい汁が滴り落ちて、身体は限界だと訴えているというのに、…本当に飽きない奴だな。


「仕様がねぇ奴だ。…それなら悠斗には一本だけくれてやるよ。」

「…んあぁ…ぁあっ」

「指じゃなくて、…こっちをな。」

「ひっ、あああンっ!」


俺は挿し込んでいた一本の指を勢い良く抜いて、腹に付きそうなほど勃ち上がっていたチンポを、悠斗のドロドロの穴に無理矢理挿し込んだのだった。




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