▼ 7(真田視点)
「ち、違っ、…これは…、」
「何だ?理由でもあるのか?」
「…だから、…その、」
「悠斗は顔にぶっ掛けられて、言葉で苛められて嬉しかったんだろ?」
「違う…、…違う。違うはずなのに…、」
言葉で抵抗したくても、自分の意思とは裏腹に悠斗の身体は俺に苛められて喜んでいる。悠斗もそのことに嫌でも気付かされたのだろう。
何度も違うと呟いているのだが、それは自分に言い聞かせているようにも聞こえた。
「…も、いいだろ?」
「何が?」
「帰してくれよ。気が済んだだろ?」
「……馬鹿だな、お前。」
俺は全然満足なんかしてねぇ。
これくらいで俺が手放してやると、本当に思ってるのか?
俺はシャワーを止めた後、床に悠斗を押し倒した。
「…な、何して…?!」
「いいから黙って見てろ。」
俺は押し倒した悠斗の上に跨ると、未だに萎える気配すら見えない自分のチンポを悠斗の胸元に当てる。
そして怯える悠斗の表情に煽られながら、俺は薄っぺらい悠斗の胸を寄せられるだけ寄せ、その隙間に擦り付けるように腰を動かした。
「ひっ…?!へ、変態、…な、にする…っ」
「パイズリには、…少し物足りねぇな。」
女のように胸があるはずがなく、悠斗の胸を寄せても谷間が出来るはずがない。そんなことは最初から分かっている。だが悠斗の羞恥に塗れた表情が見たい俺は、止めることなどせずに、更に腰を激しく動かす。
「や、…止めろ、ンっ…」
「おら、…お前もいいだろ?」
「ゃっ、…ンァ、ふぁ…っ」
ピンッと立っている悠斗の豆粒のような乳首を、チンポで苛める。媚薬のお陰か、胸の刺激だけで可愛く喘ぐ悠斗に俺は満足しながら、更に悠斗の乳首を苛め続けた。
先端部分で乳首を押し潰し、擦り上げる。そうすれば悠斗は口端から涎を垂らして、少し掠れた声で素直に喘ぐ。
「ひぁ、あ…ンっ、」
「とんだ淫乱野郎だな…。」
きっとこれは媚薬の所為だけではないだろう。こいつは元々淫乱な奴なんだ。…よく今まで無事だったなと思いながら、俺は悠斗のない胸を寄せ上げて、腰を動かしながら視覚から楽しんだ。
そして悠斗の乳首を苛め、腰を動かすこと約十分。
俺は再び悠斗の顔、…そして今度は胸元に精を放った。
「…ンぁ、ひ…ぅ」
俺の青臭い精液で汚れている悠斗は、本当に卑猥だ。
ゴクリと喉が鳴る。その証拠に今射精したばかりだというのに、まだ俺の物は萎える気配すら見せない。
まだまだ満足出来ない俺は、仰向けに寝転がっている悠斗に四つん這いの格好にさせる。
「…まだ、何かするのか…?」
「当たり前だ。…悠斗も満足出来てねぇだろ?」
「………お、俺は……、」
俺の言葉は的を得ていたようで、悠斗は何も言えずに、俺にされるがままにジッとしている。
その様子はまるで俺に犯されることを望んでいるようにも見えた。
「…力、抜いてろよ?」
まだ誰にも触れられたことがないであろう、桃色の蕾を指の腹で撫でながら、俺は悠斗にそう告げた。
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