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そして真田は一向に口を開けない俺に焦れたのか、ここに来て一度も反応を見せていない俺のペニスを足でグリッと力強く踏みつけた。
「…ひぐ…っ!いた…ぃ…!んぐぅ…?!」
痛みに顔を歪め、悲鳴を漏らしていると、
……その隙を狙って入ってくる真田の大きいペニス。
何とかして逃れようと抵抗するのだが、力強い真田の手で後頭部を押さえつけられて逃げられない。
逃げられないなら、このまま真田のものを噛み千切ってやろうと思い、実行に移そうとしたその瞬間……、
「…噛んだら、ヤり殺す。」
「……ひ…っ」
嘘とは思えない真田の本気の目に俺は恐怖に身体を震わせる。
先程は殴られても蹴られても抵抗し続けると意気込んでいたのだが、真田の目に恐怖を感じて、俺はこれ以上抵抗が出来なくなった。
「…おい、もっと口開けろ。」
「んぐ…っ、んっ…」
ガポガポと好き勝手に俺の口の中を突きまくる真田。
俺の頭を動かして、喉奥まで銜えさせる。
先程の男たち以上に乱暴な扱いに、俺は再び目元に涙を溜める。
「そうだ。…もっと泣け。」
「ふ、…んぅ、ぐ…」
俺がみっともなく涙を零すと、真田のものは再びズクンっと質量を増やした。
……何だよ、こいつ…?
完全に勃起した真田のペニスを銜えて、俺は顎が外れるんじゃないか?…と思うほど大きく口を開ける。
ジュポジュポ…、と室内に卑猥な水音が鳴り響く。
真田と俺の非日常的な行いに、どこからともなくゴクリという喉を鳴らす音が所々から聞こえ出す。
「ん…っ、ふぁ、んぐ…っ」
そして多分我慢できなくなった男の一人が俺の腰を掴む。
どうやら挿入するつもりのようだ。
抵抗したくても下半身は自分の身体ではないように、思うとおりに動かない。
どうやら長時間乱暴に扱われていたため、上手く動けないようだ。
抵抗できず諦めて、再び男のペニスを受け入れる運命しか残っていない俺は先程とは比べられないくらいの大量の涙を流す。
………すると、
「…おい、お前ら出て行け。」
真田の低い声が室内に響いた。
俺はもちろんのこと、三嶋も他の男も驚いたようだ。
その証拠に一瞬静かになった。
「さ、…真田さん、冗談言わないでくださいよ。…俺達も楽しませてくださいよ。」
三嶋は苦笑いしながら真田に話し掛ける。
「……出て行け。ぶっ殺すぞ。」
「………ひ…」
先程以上に低く怒りを露にした真田の声に、三嶋たちは悲鳴を零しながら早足に部屋を出て行く。
「…ま、待って、……俺を、こいつと……」
こいつと、
…真田と、
……二人きりにしないでくれ。
しかし俺の訴えなど聞く暇すらなかったのか、この部屋にはすでに俺と真田しか居ない。
「…ふ……ぇ」
これから起こるだろう出来事を考えて、嗚咽が漏れる。
ひっくひっく、とだらしなく泣いているとダンっと身体を倒される。
「………っ?!」
そして仰向けになった俺の身体に跨るように真田が上に乗ってくる。
「……俺以外の奴に泣かされてんじゃねぇ。」
「…っ、…ぅ」
髪の毛を引っ張られて、俺は痛みに涎を口端から零しながら涙を流す。
「ふぅ、…く、…ぅぇ…っ」
恐い…。
同じ年齢くらいなのに、何だろうこいつの威圧感は…。
この目を見てしまったら最後だ。
……もう逃げられない。
恐い恐い恐い恐い。
過呼吸になってしまった俺は、ヒューヒューと喉を鳴らしながら真田から目線を外せないでいる。
息が出来なくて俺は助けを求めて、おもわず目の前に居る真田の服をギュッと握る。
……すると真田はその助けに応えるかのように、俺に息を吹き込んできた。
……深い口付けで…。
「ん……っ、ふ…ぁ」
フー、と息を吹き込んでくる真田。
何度かそれを繰り返して、まともに息が出来るようになった俺を見て、真田は何を思ったのか舌を絡めてきた。
「ん…ン、っ、ゃ…ぁ」
歯列をなぞり、上顎を舐める。
全てを支配されそうな乱暴な口付けに、俺は息苦しくなってドンドンと真田の胸元を叩く。
……すると以外に真田はすんなり離れてくれた。
「……はぁー…、はぁ…」
新鮮な呼吸を求めて息を荒くしていると、真田が再び悪どく笑う。
「…そうだ。俺の前だけで、泣け。苦しめ。」
「…な、…何言って……?」
まるで独占するかのような言葉に俺は驚く。
しかし驚く暇すら与えないかのように、真田は赤く腫れた俺の尻をなぞる。
そして真田はそこら辺に落ちていたのだろう、俺の服を手に取り、俺の白濁塗れの身体を驚くほど優しく丁寧に拭いてきた。
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