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「あ…ンっ」
ポフンと硬いベッドに下ろされ、俺は息を荒げながら目の前の赤坂に縋り付く。
「た、…助けて、…んぁ、怖い…っ」
快楽に終わりが見えない。
…どうすればいいのか分からない俺は、必死に助けを求める。
「………っ、…馬鹿野郎…」
「…ン……ぅ?」
赤坂に頬を優しく撫でられ、涙を拭われる。
「弱ぇくせに、…俺なんか……、」
「…ん、ああン…っ」
「俺なんかのために、…馬鹿じゃねぇの…」
俺なんかとか言うなよ…。
悲痛の表情を浮かべる赤坂に伝えたかったけれど、喋ろうと口を開ければ、みっともない喘ぎ声しか出ない。
「あか…さか、…んぁ…っ、やぁ…」
チュッと優しい触れるだけのキスをされて、俺は驚く。
「ひぁ…、あンっ」
「…俺が責任取ってやるから。」
「んぁ、ひゃあンン……っ」
「俺を受け入れろ。」
赤坂はそう言うと、すでに勃起していたのか、太く大きい、赤黒くてグロテスクなペニスを俺のケツ穴に、一気に挿入してきた。
「ひゃあああンっ!」
「…く…っ」
俺は入ってきた赤坂の熱いペニスに、再び射精する。
だがこの熱は治まることはなく、ただひたすらに入り込んできた赤坂のペニスを食い尽くそうと、穴を収縮させる。
「…んぁあ、ひゃああっ、ふあ…ァ」
「……熱…っ」
イった直後の締め付けと、薬の効果で熱くなった腸内に、赤坂は眉を顰めて低い声で唸る。
その赤坂の雄っぽい声に、俺は凄く興奮する。
「あン、…赤坂ァ、…ひぁあ…ン」
正常位のままガツガツと獣のように激しく突かれて、気持ち良過ぎて俺はおもわず目の前の赤坂に抱きつく。
すると赤坂は一瞬動きを止めた後、大きい肉棒を更に大きくする。
「あ、…やぁン!ひぁあ…ン」
「煽るんじゃねぇ…よ…っ」
赤坂はそう言うと、パンパンパンという肌がぶつかり合う音が聞こえだす程、奥を激しく突き上げてきた。
「あか…、あかしゃかァ、…ああン、んぁあ…っ」
「……可愛い……」
「ひぁあン、ひゃあン」
耳元で囁かれた赤坂の低い声に、俺はその刺激に中に入っている赤坂のペニスをキュウっと締め付けてしまう。
「んぁあ、ひぃぁ…ふぁン!」
気持ちいい……。
どうしよう…。
奥を赤坂の大きいペニスでゴリゴリされるのが、凄く気持ちいい。
「んァ、あ…っ、…ぁあ…ン」
「…っ、…は…ッ、イきてぇか?」
「ン、んぁ…、イきたい、ぁあン…」
素直にそう言えば、赤坂は奥の前立腺を潰すように突きながら、俺のペニスを扱いてくれる。
「あ…ぁあン、イきそ…っ」
「イけよ。…俺もお前の中に出すから…っ」
「ん…っ、ちょうだ…ぃ、…赤坂の、せいえき、…あン、飲ませてっ」
俺で気持ちよくなってくれているのか、赤坂は眉を顰めながら、額に汗を滲ませていた。
その滴る汗を舌で舐め取り、赤坂の唇に自分の唇を重ねる。
「…っ、く……」
ズンッと一際強く突かれて、俺は悲鳴に近い喘ぎ声を出して射精した。
「ふぁあ…、ひぃぁああン!」
するとその後を追うように、赤坂も俺の中で射精した。
「……あか、…さか…ぁ…」
まだまだ足りない俺は、赤坂に縋り付く。
「もっと欲しいか?」
「…ン、…ちょうだい…」
「いいぜ、…俺の全てをお前にくれてやる。」
「んぁ、…全部、欲しっ…」
「今度は俺がお前を守ってやるから…。」
「あ、かさか…ァ…」
「好きだ……っ。」
俺たちはどちらからともなく、深い口付けを行った。
そして俺たちはまるで獣のように、俺が気を失うまで、何度となく求め合ったのだった…。
END
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