短編集 | ナノ

 3






「…な、…何言って…っ…」



声が自然と震える。


…男たちの話を聞くと、



俺は教師。
見えるような傷や痕があれば、他の教師に疑われる。
俺が誰に暴力を振るわれたのかを喋れないように、口封じを行うようだ。





非現実的な出来事に眩暈で倒れそうになる…。







「…お、俺は誰にも言わない…っ。」



「信用ならねぇよ。」




再度目の前の男に、「しゃぶれ。」と言われて、俺は今からしなくてはいけないのだろうことを考えて、目元に涙が溜まってきた。





「……泣いてるぜ、この教師。」



「可愛い。」



馬鹿にするような言葉を降りかかり、遂には涙が頬を伝う。



目の前に居る男は、そんな弱りきった俺の姿に興奮したのか、カチャカチャと金属音を鳴らしながら、自分でベルトを外して、下着の中から肥大したペニスを取り出す。




「……ひ…っ」



口元に押し付けられた青臭い肉の塊に、俺は唇を噛んで顔を背ける。




「早くしゃぶれ。」



俺はみっともなく涙をポロポロ零しながら、何度も首を力強く横に振る。





「……早くしねぇと、俺たち気が変わって、赤坂ぶっ殺すかもな。」




「………っ…?!」



生徒を天秤に掛けられ、俺は焦る。

チラリと手首を縛られた赤坂を見ると、バチッと視線がぶつかり合う。


「………っ…」


赤坂にも大勢の三年の生徒に見られながら、男のペニスを銜えるのは、嫌悪以外の何ものでもない。

…俺は赤坂から視線を外して、目の前の先走り汁を流しているペニスに視線を向ける。





「………ふ……ぇ」



涙を零しながら、俺は意を決して目の前のペニスを舌を出してチロっと舐める。



「……っ…ぅ」


…苦い。
…まずい。
…臭い。


雄独特の臭いに顔を顰めながら、俺はたどたどしく舌で何度も、溢れてくる汁を舐める。





「…はっ、チンポ舐めてるぜ、あいつ。」



「……エロ…っ」



聞こえてくる罵声に、更に涙が溢れる。

…俺だってしたくてしてるわけじゃない。





「…ん…っ、ン」




「そんなんじゃ、気持ち良くねぇよ。銜えろ。」




「…んんぐっ…?!」



後頭部を掴まれて、一気に大きいペニスを喉元まで銜えさせられる。



「う…ぐ、…ふぁあ…ン」



喉元にまで入ってきたペニスに俺はえづく。
そんな俺の状態に気を良くしたのか、男は俺の頭を押さえつけたまま何度も何度も腰を振って、奥まで入り込んできた。



「ひ…、っ、んぁあ…っ、ぐぅ…っ」



ジュッ、ジュッ、グチュ、ジュパッ…



みっともない音が鳴り出す。
俺の唾液と男の先走り汁が混ざり合った音だ。





「……やべ、…俺、勃ってきた…」



「俺も……」



「お前ら、手でも使えば?」



俺に無理矢理銜えさせている男が、少し息を荒げて上ずった声で、そう言う。
すると周りに居た男たちは、先程の男と一緒のように金属音を立ててベルトを外すと、中から赤黒いペニスを取り出した。




「…おら、扱け。」




「んぶ、…んぁ…ンっ」



男のものを無理矢理口に突っ込まれながら、両手に肥大したペニスを掴まされる。



「ぅ…ぇ…っ」



ヌルヌルとした感触。
ペニスを掴んだ手の上から、男に手を握られ無理矢理手を動かされる。




「ひぐ…っ、んんンっ…」






グチュ、ズチュ……






気持ち悪い……。

口の中で溢れる苦い汁も…、

手の中で零れる粘った汁も…、






「ひぅ…っ、んぅ…」



ジュポ、ジュポ…と俺の口を使って快楽を味わっている男は、更に喉の奥まで突いてくる。




「…く…っ、…イくぞ…」




「…んー…っ、…んんんッ」



銜えさせられているため喋れない俺は、何度も「嫌だ、嫌だ」と目線で訴える。


…しかしそんな努力は虚しく、男は俺の口からジュポンっとペニスを取り出すと、俺の目の前で限界まで肥大したペニスを扱いて、ビチャ…っと精液を俺の顔に放った。




「…ン…ぅ…っ」




ビチャ、ビチャ…と掛けられる熱い精液に、俺は目をギュッと閉じる。
青臭く、粘り気のある精液は、…ヌトーと俺の頬を伝っていく。






「……エロい顔…」



「…ふ…ぅ…ン」




「おい、綺麗にしろ。」



男の言葉に抵抗できず、俺は精液で汚れている先端部分をチロチロ…っと舌を出して舐める。
そしてジュポ…と音を立てて何度か口に銜えて扱くと、男は満足したのか、俺の口からペニスを出した。





「…ン…っ」



未だに俺の手の中には、男の汚らわしいペニス。
抵抗出来ない俺は早く手を離したくて、カリの部分を指で締め付けながら、自分から手を動かして男たちを一秒でも早くイかせようとする。



……しかし自分のベルトに掛けられた男の手に俺は驚き、手の動きを止める。





「ちょ、…止め、…何して…っ?!」



バタバタと足を動かして抵抗すれば、男達に足を押さえつけられる。
その間にも、他の男たちが俺のベルトを外して、ズボン、…そして下着も脱がした。





「……っ…ぅ…」



恐怖で縮こまったペニスや睾丸を男達に見られ、俺は羞恥で青ざめていた顔を、真っ赤に染める。





「…小っせ…。」



「何だ、このチンポ。食えるんじゃねぇか?」



身長と一緒で、高校生よりも小さいペニスを見て、男たちは愉快そうに笑う。
俺は侮辱されて、唇を噛み締めながら涙を流す。





「…あ、…うわっ、…止めろっ?!」



ガパッと足を左右に広げられ、胸に付きそうなほど上に上げられる。





「見ろよ、エロ…っ。」



「先生、エロいケツ穴してんな…。」



ペニスや睾丸どころか、誰にも見られたことがない尻の穴を見られ、そして感想まで言われて、俺は悔しさに顔を歪める。




「…うわ、…ン、…やめっ」


ツゥ…と一人の男に穴の周りを指で撫でられた後、指が少し入ってきて俺は酷く焦る。



「ば、…痛っ、…くそ、やめろ」




「いいのか、抵抗して?」




「赤坂がどうなってもいいのかよ?」





「……っ…」




…卑怯者が…っ。
赤坂の名前を出されれば、俺はそれ以上何も言えず、穴に埋められて感じる痛みと、不快感にひたすら耐える。





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