3








「……あっ。」







そういえば、こいつも“葵”って名前だった!





そ、そうだよ。普通に考えれば葵って名前の男の子も居るよな。




浮かれすぎて、思いつきもしなかった……。












つーか、あれ?









俺、さっきこいつに向かって、「葵ちゃん」とか言わなかった?








い、…言ってないよね?








あれ?








もしかして…、











「…ちゃん、……って何だよ?」












うわー、やっぱり言ってたーー!





しかも高瀬、物凄く不機嫌そうだし…っ。








やべーよ。




やっちゃったよ。









俺が顔を真っ青にして冷や汗を流していると、高瀬は別に怒鳴るとか殴るとかはせずに、俺の方を見ながら席に着いた。




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