14.お風呂上がりは誰かわからない説



今日からGW合宿!
私は結局、泊まり込みで合宿に参加することを選んだ。
潔子さんは、終わったら帰ってしまうみたいだけど、家が近いらしいし、そればかりは仕方ない。寂しいといえば寂しい。





1日練を終えて私は潔子さんと武田先生と夕飯の準備のため、早めに宿舎にきていた。




うん、なんか出そう...普通の外観に見えるけど、雰囲気がなんか、出そう!ま、そんな噂ないって潔子さん言ってたし、心配いらないよね、別に怖くはないんだけど。



にしても武田先生、料理の手際よくない??
何その包丁さばき。
武田先生絶対、主夫似合いそう。公務員の安定した給料と料理上手。完璧かよ。


そんな馬鹿みたいなことを考えていたら、みんなが戻ってきた。



「カレーか?」
「うん、カレー!混ぜるの手伝ったんだー」
「混ぜるくらいなら俺でも出来る」
「影山それしか出来なさそう...」



カレーをよそっている時に、影山に言われた。ちなみにカレーを混ぜる以外にもちゃんと手伝いましたよ!!





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それから私は1人で宿舎のお風呂に入って、のんびりしていたら、日向と田中さんよ悲鳴が聞こえた。




え?何??
私飲み物買いに行きたいんだよね。



私は恐る恐る、悲鳴が聞こえただろう、ロビーに行くと、大地さんに怒られている日向、田中さん、西谷さん、旭さんがいた。



「え?」
「榎崎どうした?」
「日向と田中さんの悲鳴が聞こえて...あとついでに飲み物を買いに」
「日向がノヤっさんを子どもの霊と間違てたことと、旭さんの見た目だよ!」



田中さんが説明してくれて、ふと西谷さんと旭さんをみると、



「え?西谷さん縮んだ??え?あ、あ、旭さん、落ち武者!」
「んだと!!しずく!!」
「え?え?落ち武者??」




西谷さんは私の身長縮んだ発言に怒っていて、旭さんに関しては、落ち武者発言に戸惑っていた。



大地さんと田中さんは「落ち...落ち武者!」と言って大爆笑していた。



あ、旭さんごめんなさい。次の日、朝イチで菅原さんに落ち武者と言われている旭さんを見つけて、すぐさま謝ったのである。




それならの練習は順調で時がすぎていく。
潔子さんと一緒に練習試合のときちきるユニフォームを取りにいったりしていた。


リベロはどうやらコートの出入りな多いポジションらしく、1人だけユニフォームの色が違う。



「西谷さんカッコイイですね!」
「まぁな!」



西谷さん、男の中の男!って感じがすごいする。ここ数日でより1層それを感じる。



っていか女子がいても普通に着替えるんだね。私はビックリだよ。男の人の体なんて兄弟のいない私には全くもって免疫がない。けど、案外心を無にしていたら、なんとも思わなくて、案外平気じゃん!ってなった。ま、着替えてたのは西谷さん、ただ1人だけなんですけどね。





「影山って黒似合いそうだよね」
「俺だからな」
「.....」
「なにか言えよ」
「影山ってやっぱ馬鹿だよね」
「ンだとコラァ!!」




影山の見た目とか顔立ちとか考えて素直に言ったのに、影山はなにも考えずにドヤ顔していたので、とてもムカついてしまって、無言になってしまった。







お風呂上がりは誰かわからない
(明日、音駒高校との練習試合!)







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