12.合宿って部活ぽい



提出物を出すのを忘れていたことに気づき、職員室に行った帰りに、体育館に向かう潔子さんと会った。



「しずくちゃん今から?」
「はい!」



潔子さん本当にいい人、きれい、目の保養。
潔子さんと体育館に入ろとしたら



「潔子さぁーん!!貴女に会いに来ました!潔子さぁーん!!!」



まだ見たことの無い人が潔子さんに向かって走ってくる。


なにあれ.....



パン!!!



少し日向より背が低い感じの人が潔子さんに向かって飛びかかってきた時、潔子さんの右手がその人の頬にヒットした。



うわ、いい音...




「お!女子!!」
「榎崎、こいつ昨日言ってた烏野の守護神」
「おぉ」
「西谷夕だ!」
「1年生でマネージャーやらせて頂いている榎崎しずくです。よろしくお願いします」
「しずくな!潔子さんと俺らのサポートよろしく頼むぜ!!」
「!はい!!」




最初は怖い人かと思ったけど、そうでも無いのかもしれない。サポートよろしくって言われると少しマネージャーとして認めてくれたのかな?って思ったけど、まだ西谷さんと出会って5分足らずなのを思い出した。








__________
______



「潔子さん、烏野のエースの人ってどんな人なんですか?」
「んー、気が弱いかな...西谷と逆」
「西谷さんと逆って正反対ですね」
「うん、でも尊敬し合ってるとは思うんだよね」




潔子さんと部活の準備をしながら昨日の聞いたエースのことを尋ねてみた。西谷さん、すごいポジティブだからネガティブなのかな。





「お疲れ様ー!皆今年もやるんだよね!?GW合宿!!」



武田先生が練習の途中にやってきていった言葉はGW合宿のこと。
そして、合宿最終日、烏野にとっては因縁の相手と言われる東京の音駒高校との練習試合が組まれているとのこと。


すごい、楽しそう




「合宿ってどこでするんですか?」
「烏野専用の宿舎があるんだよ」
「へぇー、なんか高校って凄いですね」



田中さんが親切に教えてくれた。
潔子さん泊まるのかな?
1人だと物寂しいよなぁあ



「お前泊まんのか?」
「うん、そのつもりだけど...」
「帰った方がいいんじゃねぇの?」
「え?なんで?」





影山が聞いてきたことに私は質問返しのように質問を返した。



「あー、うー」
「突然喋れなくなってる」
「ひ、」
「ひ?」



言葉に詰まる影山



「1人だとあぶねぇ...」
「...え、影山が人の心配してるの大丈夫?」
「うるせぇ!!ボゲ!」
「うそうそ、ありがとう!もう少しちゃんと考えてみるね!」




ほんのり耳が赤くなってる影山がなんだか可愛くみてこっそり笑ってしまった。ま、こっそりではなく影山は気づいてて、睨んできたけど、そのときは全く怖くなかった。





その日の練習から合宿どうしようかなって少しワクワクしてて、潔子さんに楽しみにしすぎでしょって笑われてしまった。











合宿って部活っぽい!
(今日からコーチをお願いする烏養くんです!)(坂ノ下の?)







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