今日も我が家は、 ※w龍馬沖田水鳥夢。 何故かみんなで住んでます。 坂本さんと沖田さんが仲良し(?)です。 ある意味沖田夢。 何でも許せる方のみどうぞ。 * 『ンだとこら錦上等じゃねーか表出ろ!』 『おー良いぜよ…今日こそ白黒はっきり着けるぜよ!』 バタバタと縁側から庭へと出ていく水鳥と龍馬。 私はまたかと呆れて、後ろの二人――この言い争いの原因とも言える…沖田さんと坂本さんを見た。 二人はきょとりと首を傾げ、私は苦笑いしか出ない。 『どうしたんだ、あの二人は』 『あー…いつもの事なので気にしないで良いですよ…』 庭でどんちゃんやってる二人を後目に、私は沖田さんと坂本さんにお茶を出した。 今日のおやつは羊羹だ。 『おっ!羊羹じゃないか!』 『おいしいですよね、やっぱり羊羹は漉し餡ですよね』 『俺っちはどっちも好きだぞ!』 『あぁ、そうですか。坂本さんの好き嫌い無いところ良いと思います』 『俺は和菓子も良いがこの間名前が作ってくれた…えっと、ぷ、ぷ…』 『プリン、ですか?』 『そうそう、そのぷりんとやらが甘くて美味かっ…』 『俺っちもアレは好きだった!名前、また今度作ってくれ!』 『さ、坂本さん分かりましたからとりあえず食べてから喋りましょうか』 言葉を遮られて、沖田さんから殺気が…。 慌てて、空気が読めない…否あえて読まない坂本さんを制して、分かりました明日はプリンにしましょうねと話を終わらせた。 『坂本龍馬ぜよ!』 『イケメンな沖田総司に決まってんだろ!』 水鳥が蹴ったボールを軽く受け止め、次は龍馬が蹴る。 何か良く分からないが、言い争いもサッカーなのかと笑ってしまった。 (殴り合わないだけ良いか…うん。) 『あの二人は本当に何を言い争っているんだ?…と言うか名前…いけめん、とはなんだ?』 『そうですね、いい加減にしてもらいたいですねー。イケメンは沖田さんが美男子だって意味ですよ』 『びたんし…』 『錦ーお前の羊羹くれ!』 『聞こえてませんよ、あの二人は熱が入ると耳にシャッターがかかるので』 『しゃったー?』 『後、龍馬の羊羹は坂本さんが食べて良いですよ』 『おっしゃー』 坂本さんが龍馬の分を、水鳥の分は私と沖田さんで半分こした。 さて、そろそろ止めてもらわないとなぁと席を立つ。 『二人とも、いい加減にしなさい』 『名前!お前はどっちの味方なんだ!』 『は?』 『そうぜよ!坂本さんと沖田さん!どっちが好きか…!』 『あたしと錦、どっちが好きか…!』 『趣旨かわってるじゃねーか』 『『うっ!!』』 ドスッと二人の脇腹に手刀をお見舞いする。 肋骨の間に見事ヒットしたらしい。 二人は唸ってしゃがみ込んだ。 『水鳥は買い物、』 『はい…』 『龍馬は薪割り後お風呂焚いて』 『はい…』 『二人は今日おやつは抜きだからね』 『『す、すんません…』』 『さあ、沖田さんお身体に障りますからお部屋に入りましょうね』 『あ、ああ…』 沖田さんはしょぼくれた二人を気にかけていたけれど、私は構わず部屋に連れて行く。 たしか坂本さんは夕方少し出かけるって言っていたから支度を手伝わなければ。 『ご飯出来たらお持ちしましょうね』 『いや…良い。俺も皆と一緒に食そう』 『わかりました』 無理しないでくださいねと笑うと、沖田さんは微笑んで。 『名前は良き妻になるな』 って。 『お、沖田さんったら!からかわないで下さいよ…』 『からかってなど…俺がこんな体でなければ…名前を、俺のつ、妻…に、』 『お、沖田さ…?』 『名前ーっ!!俺っちの脇差しをしらんか!?』 ガターン、バタバタ、バターン 流れるような音に二人して固まって、襖を外れんばかりに開けた坂本さんを見る。 脇差しは知らないけど…つか、手に持ってるそれは何だ。 『おお、すまんすまん。手に持っておった!』 『いや眼鏡じゃないんですから…』 呆れて苦笑いしつつ、そういえば沖田さん何か言いかけて無かったかと、何でしたっけ?と振り向いたらカチャリと音がした。 『え?』 『坂本ぉ…』 『お?おっ!?』 『いつもいつも…良いところで邪魔ばっかりしやがってぇえ!!』 『はっはっはっ!!何のことか分からんな!!』 刀を抜いて、逃げる坂本さんを追いかける沖田さん。 足音はどんどん遠のいて行く。 『…元気じゃねーか』 と言う私の呟きは、誰にも聞かれることなく部屋に消えた。 end (今日も我が家はみんな元気です) →ハチャメチャってこーゆーことを言うと思うんだ(笑) 沖田さんイケメンすぎて辛かった。 誰か私に沖田沢先輩ください(真顔) 犬猫 prev / next
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