嶋野のお嬢 | ナノ

  甘い罰




本部会が終わって、組長と別れた後真島さんは黙って車の助手席に私を乗せた。あ、なんかおかしい。絶対これ桐生さんにヤキモチ妬いてるやつや。不意打ちのキスでもあかんかったみたいや。

無言の車内で黙ったまま運転をしながら、煙草を吸っている真島さんを見る。考え事しとるんやろか、無表情やけど、めっちゃかっこいい。真島さんちに着いた時、そのまま手を引かれる。


「真島さん、あれ事故やねんで。嫌な気持ちにさせるつもりなかってん。ごめんなさい」

「黙っとれや」



ああ、今日は激しい夜になるかもしらん。家に入った瞬間、真島さんは荷物を全部投げて、私の唇を奪った。最初から激しいキスで、息がしにくい。舌も絡められて、お互いの唾液でぐちゃぐちゃになる。あかんわ、頭が動かんくなってきた。無理やりされるのもたまらへんなぁ。


「今お前は誰のもんやねん」

「…っ、真島さんに決まってるやんか」

「ほんなら、あんなことすんなや。気ィ悪い」


玄関先で押し倒される。スーツを着ているのに、皺になるやん、と思いながらも、この強引に犯されることに対して興奮している自分もいた。シャツは引き裂かれてボタンが飛ぶ。ブラジャーを上に上げられ、胸を舐められた。こんな玄関先でし始めるのも、ええかもしれん、と思ってたら、乳首を噛まれた。


「えらい余裕あんなぁ。何を考えてんねん」

「この、シチュエーション、最高や…んっ、真島さんも興奮してる。ああっあかん、そんな舐められたら…」

「なんや、こんな無理やりされて感じとるんか。なんでそんなエロいんやろなぁ。誰に仕込まれたんや」


下のズボンも脱がされる。既にパンツはぐしょぐしょに濡れていて。パンツの上から真島さんの手が添えられた。それに反応して、私の腰が浮く。頭が真っ白になりそうや。今でこれやったら挿れられたら、どうなるんやろ。ゾクゾクしてくる。早く直接触ってほしいのに、触ってはくれへん。


「真島さんや…っ、焦らさんといてや、つら、んんっ!」

「誰に口答えしてんねん。黙って感じとけや」


パンツを下ろされ、指をいきなり二本もいれられ、激しく動かされる。最初は少し痛かったものの、すぐに快感へと変わった。自分の愛液で真島さんの手を汚しているのがわかる。真島さんの指が動く度にどんどんと溢れ出て止まらない。目がチカチカとしてきて、イキそうになる。


「や、ああっ…!あかん、イキそう…!んっ、あ…な、なんで止めたん?」

「なんでイかせなあかんねん?レンチャンは自分の立場わかってへんようやなぁ?」

「ま、真島さんのちんちん舐める!」

「好きにすればええ」



真島さんが寝転がり、跨ってベルトを外す。既に硬くなっている真島さんのものを咥えた。少し匂いがするのも、また興奮してしまう。じゅるじゅると音を立て、頭を上下に動かして、吸ったりすると、甘い声が聞こえてくる。


「…っ、ええでぇ、うまなってきたなぁ」

「まひましゃんにおひえてもろたから」

「咥えながら喋んなや…俺も舐めたるわ」



跨っていた私の腰を持たれ、真島さんの顔へと持っていかされた。そして秘部に舌が這われた。最初は周りを舐められ、そのあとクリトリスも少し舐められると、またくる快感に思わず手と口が止まる。


「手ぇと口止めてもええんか?」

「や、真島さんのぁ…っは、んっ…!おいひいっ」

「…!ほんまたまらんなぁ。…レンのここ、グチャグチャやで。なんでこんな濡れとるんやろなぁ?もっとしたろか」


舌と指と両方で攻められる。指は中に挿れられ、秘部を舐められる。その快感に身体も反応して止まらなかった。


「あかん、真島さん、もうイク…!イかせて…!気持ちいい!あっ、んん、あああ!」


身体が痙攣し、秘部は真島さんの指をキュッと締める。思わず倒れこんでしまう。濡れすぎて真島さんの顔に私の愛液が垂れていた。それを舌で舐める真島さんにまた子宮がキュンとした。


「なぁ、レンは誰のもんや?」

「真島さんのもん、やぁ。」

「それやったら証明してもらおか」


四つん這いになって、自分の秘部を真島さんにさらけ出す。もう頭が動いていなかった。早く真島さんと愛し合いたい。どうすれば許してくれるのか。


「ん、真島さんのこと世界で一番愛してる、やから、真島さんの全部下さ、い!ああ!」

「そやな、俺もや」

「ん、ああ、真島さん、愛してるっ!気持ちいい、まじまさんっ!」

「もっと、気持ちよくなってええねん、で!」

「奥、奥にきてる…っ」



腰を持たれ、がつがつと後ろから容赦なく攻めてくる真島さんに頭が真っ白になりそうだった。いつもはゴムつけてるのに、今日は着けてへん。着けてへんかったら、いつもの真島さんのちんちんの暖かさや硬さがより伝わってきて、気持ち良さも全然違う。避妊しなあかん、そう思ってても、快感が勝ってもっともっと、真島さんを感じていたかった。


「まじまさん、キス、キスして…っ好きや、大好き」

「レン、レンっ!どうや、たまらんか」

「たまらへん、あっ、イク、イク!や、んああ!…ま、真島さん、今動かしたら…!」

「うねってるんわかるで。ヒクヒクして、可愛いわ」



正常位でキスをされながら、激しいピストンで達してしまった。けれど、真島さんの動きは止まらず、イキすぎて頭がおかしくなってしまいそうや。体位を変えられ、下から真島さんが突き上げてくる。そして秘部に手を這われ、クリトリスも刺激され、ほんまに意識が飛びそうになった。その時に抜かれ、秘部からドピュッと潮を吹いてしまった。もう着いていけないと、寝転んでいると、両足を上げられ、また正常位に戻る。


「きゅ、休憩しぃひん…?」

「俺、まだイッてへん。もう頭おかしなるくらい感じとんやろ。ええやん、もっと狂えや」

「やぁ、っんん!!」

「挿れるだけでイッてるなぁ。ほんまレンの体はたまらんわ。それを味わった奴おるおもたら、気ぃ狂いそうや」

「まじま、さん、気持ちよすぎて、あかんっもう、」

「…っ俺も我慢してたけど、出すわ。中に出したる…!昇天するくらい気持ちええで…!」

「ん、まじまさんの精液、全部ちょうだい…!あ、またイキそう…!」

「たまらんわぁ、一緒にイクで…!っ、」

「や、んん!…はぁ、はぁ」



奥で熱い精液が流れ込む。中出し初めてされたけど、アフターピル飲まなあかんなぁ。イッたばかりの秘部が真島さんのものを締めつける。それに声を漏らした真島さんに軽く触れるキスをされ、抱き締められる。


「背中痛ないか?すまんなぁ、俺もまだ若いわ」

「大丈夫や、犯される感じがたまらへんかったし。でも避妊しな!」

「せやな、はぁ…勢いでやってもうた。明日一緒に産婦人科行こか。」

「真島さん行ったら目立つから、ええ!でもほんまに気持ちよかった。真島さんから愛されてるなぁって伝わったで」

「やかましい!…桐生チャンがレンの体を知ってるおもたら、頭がカァーッとなってきてなぁ。気づいたらレンを犯してたわ」

「ええやん。いうて桐生さんは一番初めだけやし、それ以外は真島さんでいっぱいや」

「…可愛えなぁ。」

「ん、真島さんまた元気になってきてる気がするんやけど」

「朝までやるつもりや。ベッド行こか」


真島さんの愛情表現は激しいものがある。でも正直たまらへん。幸せ感じてます。

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