星の瞬き | ナノ

  私の知っている世界で


「すまん…すまんな、ナルセ…」


うわ、うるっせいなぁ。じいさんの耳障りな泣き声で目が覚めちまったじゃあねえか。


あ、どうもみなさん
おはようございます

わたくしうずまきナルセと申します。

あの糞野郎もとい(自称)神様はこの私をあろうことかかの有名な忍者漫画、さらにナルトポジションに転生させやがりました。ぜってぇ許さねえ…




ところで私が今現在いるこの世界では、四代目つまり私の二人目の父親は亡くなっていらっしゃらないそうです。

私の世話や監視を行う暗部の皆さんがなにやら集まって、ぼそぼそとお喋りをしていらっしゃいました。それでいいのか、木の葉の暗部よ…


ま、暗部うんぬんは置いておいて。


四代目とクシナさんは意識不明の状態だそうです。いやだわ、原因不明とか怖い


白い眼の血継限界を持つ一族のある忍さんが、「チャクラが見られない」と言っていたそうです。

凄腕の医療忍者さんは、まるで魂が抜けたようだとも言っていたとか。


これがあの厨二ヤロウが言っていた影響なんですかね?

まあ確認する術はないのですが



しかしこれからの人生に不安しか感じられません。

里の人間からの迫害にそこらに落ちてる死亡フラグの数々。

一体どれだけのフラグをへし折らなければならないのか…

今は曲がりなりにも赤ん坊だというのに、ベイビーに不釣り合いな溜め息ばかり出てきます。はぁ…


原作がなんだー、かんだーと言う前にすでに崩壊してるとか。杞憂以外の何物でもありません



とりあえず目先の目標はフラグをへし折り続けることですかね。

この先のことを知っているという卑怯な業もありますし。


しかし一体どれだけの相違点があるのかということですよね



私の知らない世界でもあるから
(それにしてもいい加減泣き止んでくれませんかね、おじいさん)


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