小説 | ナノ




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足の間から、衝撃が頭を突き抜けた。



「ふ……ぅっ………ぁっ」


甘く痺れるような衝撃は未だ体の中心でピリピリともどかしい刺激を放つ。

ひゅうっと音がしそうな程、息を吸い込んだ。その時初めて息を止めていたことに気付いた。

足の指には痛いくらい力が入っていたらしく、漸くジンジンと熱くなるのを感じる。


「スクアーロ?」


「う……ざん…ざす…っ」


「なんだ?挿れただけでイッたのか?」


快感に潤んだスクアーロの目元から涙がポロリと、ザンザスの頬に落ちた。口元を歪めて楽しげに笑むザンザスは頬に落ちた雫をひと舐めするとスクアーロの目元に口付けた。


「んっ…くすぐってぇぞぉ……」


チュッと音を立てて何度も目元や頬にキスを落とす。


「ふっ……あはっ、止めろぉっくすぐったいって…」

「…ぁんっ!」


ギュッと抱き締められ、キスの感触のこそばゆさに身をよじっていると、それまで一体となって溶け合ったかのようだった接合部に刺激を受けて声を上げた。


「ホラ、いつまでも浸ってねぇで腰振れ」


大きな骨ばった手がぱしんっと小振りで真っ白な尻を叩くと、ザンザスを受け入れている蜜穴がキュンと狭まった。


「んっ、ん…ぁ」



主に急かされ、スクアーロは熱く潤んだ目を閉じてゆっくりと腰を揺らし始めた。


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