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ガシャーン



静まり返った部屋に響いた、ガラスの割れる音。


みんな、呆然とした。


スクアーロが頭にワイン瓶を殴りつけられて倒れ込んでいた。

「いっ…ってぇ!!なんだこ………ら……………?」


キラキラの銀髪から真っ赤なワインを滴らせて、危害を加えた人間を銀の目が睨みつけた。


「…ぼ…………す……………」

「ちっ…カスめっ」

みんなが呆然とするなか、当たり前の様に起きて動いてるボスはスクアーロの長い髪を掴んで、引き摺って部屋を出て行った。



「あはっ。…帰ってきた!」

思わず声に出した。
さっきまで感じてた物足りなさが埋まった気がした。
きっと楽しいことがおこるよ。

お帰り。おはよう、ボス。


レヴィなんか、気持ち悪い顔して泣いてる。

こっちからは見えなかったけど、ボスはさっきどんな表情してたのかな。スクアーロ、今頃泣かされてるんじゃねえ?とか色々考えてるうちに、場はお開きになった。



明日からが楽しみ。




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