久しぶりの会話

 さっき気づいた新たな問題。

日向くんの事を本当に直視できない。

 でも認めたくない。

何をかって?言わせんなダァホ



ひぃちゃんに相談…

―「ははん、あんたそれ恋よ、恋。
 日向くんに恋しちゃってんのよ。

 久しぶりに幼なじみにあって恋するなんてベタねー。」―


っていうに決まってる。はい、止め。


うぅん、まともそうな……


あ、黒子くんにしよ。

今度聞いてもらおう。



「待たせたな。帰るか。」

とりあえず今日どうしたらいいんですか。



+++


「結構暗くなったな。」


「…!…う、うん………あ、」

やべえです。
死にそうです。
誰か助けて。

さっきまではオレンジ色だったのに少し暗くなって、辺りは下校する部活生がチラホラ見える。
自転車で行く人……あれ?自転車?なんかリアカーっぽいのついてる。


「あの人、色々すごいな。
 名前の友達」


「、う…ん」


コミュ力こい。


げっ、はーちゃんとみっつん…!!にやにやしてんな!こっちみんな!
うわ、代永くんも。


「あーー、ったく、やりずれぇな。
 なんでそんなキョドってんの」


「だ、だって…。
 なんか日向くんおっきくなってるし。
 眼鏡だし。
 声低くなってるし。
 かっこいいしなんかいい匂いするし。」

「………。」


「あ」

すごく変なこといってしまった私!!
いい匂いって変態か私


「……そういうお前だって成長してんだろ。

 つぅか、簡単に格好いいとか言ってじゃねぇよ。」

え、そんなの言ったの私!?


「そういうのは、好きなやつが出来たときにでも言ってやれよ」


「す、好きっ?!」


あ、なんか頭ショートしそう。
そして、部活生はこっちみないでください切実に。

「わかったかダァホ」



13.久しぶりの会話



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