問題解決、新たな問題

「だって、あんた、金髪の人は視界にもいれなかったって言ってたじゃない。」


 そういわれてみると、一年のとき金髪の人から絡まれた記憶がある。
ひたすら恐くて逃げまくってたような…

でもそれが、どうつながる……


あ、

――「あ、あの人金髪やめたんだ。」――

――「金髪なんて視界にいれようとも思わなかったからつい」――


「日向金髪だったな。全然似合わなかったけど。」

「るっせぇ!!」



「ま、問題も解決したことだし、あたしは帰るわ。」
「あ、私も「は?」…え?」
「何言ってんの、あんたは日向くんと帰りなさいよ」

いやいや、あなたが何いってんの


「日向くん、いいでしょ?」
「あ?別に構わねぇけど。」

「はい決定、バイバーイ」


 ひぃちゃんは無情にも私を突き放していった。
物理的にも突き放していった。

「うわっ、(ドンッ)ひぃちゃんっ!!」

突き放した先には日向くん。絶対狙っているぞ、あの女。


「っと、大丈夫か?」

「だ、だいっ、だだいじょ」

「落ち着けよ」

 ダァホと言いながら、頭をぺしぺしされた。


「俺、着替えてくるから、少し待ってろ。」



 逃げる訳にもいかないので待っていると、一年のとき同じクラスだった、こが……、うん、わからん。とりあえずコガくんと水戸部君が話かけてくれた。



12.問題解決、新たな問題





――――
「頭ぺしぺし」=ぽんぽんって撫でるアレ

非常にうらやましい

[ 13/21 ]

[*prev] [next#]
[mokuji]
[しおりを挟む]



「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -