【妄想】サキュバス西君
2011/11/05 16:06




西君がサキュバスの子供だと楽しいっていう、ツイッタでの妄想を長くした。




西君のママはサキュバスで、たった一人の人間に恋してしまいその人以外としなくなったので普通は不死身だったのだけど死んでしまったのね。
西君はそんな生き方はまっぴらです!て思ってるんだけどちょっと獲物のとりかたが上手くなくていつも腹ペコなんです。
サキュバスのごはんは良質な人間の精気なんだけど、勿論貰うには性行為をしないといけなくて、西君はちょっとそれに苦手意識がある。
自分が優位じゃないと絶対嫌で、行為中に身体を触られるのも嫌がるのね。
それは実は自分が快楽に物凄く弱くて、理性が焼き切れると欲の獣みたいに淫乱になっちゃうのを知ってるから。それが嫌で嫌でしょーがない。
たまに酔っ払いのおっさんとか引っ掛けて、勝手に精気を食らったりして過ごしているんだけど、どうにもこうにも足りなくてうっかり倒れちゃったりするんだ。
それをたまたま拾った人間の和泉ですけど。

和泉は、魔物に対する知識とかをお祖父さんからさらっとだけど聞いてる子供で、西君を見た時にピンときた。
色々教えてくれたお祖父さんが死体も残さず失踪したところから、こういう魔物は人を食うんだろうなーと思って警戒しつつ。拾って、部屋に連れて帰る。
そんで寝かしておこうと思ってベッドに入れたら、ふっと目を覚ました西君が何か呟いたのね。
何だ?て顔を近づけるんだけど、西君が泣きそうな顔で「精気ちょうだい」って言うから面食らう。
和泉が返事もする前から、西君は和泉の身体にちゅちゅはむはむして服の上から性器に触れようとするの。そんで、和泉が抵抗する気ないと見るや否やとりあえずフェラであむあむして精液をもらう。
和泉は、西君が物凄く美味しそうに銜えてしかも白濁を飲み込むから、ああこいつは魔物の中でもこっち方面なんだなって思うん。
だから安心して、逆に押し倒すwww
残滓を舐めとってた性器を外されて、「いや、」てなる西君なんだけど、「後ろに欲しくないのか?」って言われてその想像だけで涙ぐんでしまうくらい食べたくて食べたくて仕方なくてな。
自分で腰を上げて、和泉の前に後ろをさらすんだけど、入れようと思った和泉はそこに触れてみてちょっとびっくりする。
勃起した性器があるのに、女の部分もあるのな。そこからはとろとろ絶え間なく液体が零れていて、西君のあえぎ声と共にふるふるしてる。

西君はサキュバスの子供で、サキュバスってのは女しかいないのね。男の淫魔はインキュバス。
それに魔物は子供を産まないの。人間みたいに孕んで育って出てくるわけじゃない。
だけどママは好きな人の子供が欲しかったから、西君を自分の中から作ったのね。それは細胞分裂みたいなもので、愛しい人に似せて作った「男のような形のサキュバス(女)」ていう物凄く不思議な生き物なの。
西君はそれを知ってるから余計にいつも後ろを使いたがらないんだけど、和泉の精気は美味しくて、もっと欲しくて気が狂いそうになってたから、自分からそこを開いてねだってしまうんだな。それくらい理性か飛んでた。

和泉は、あまりに西君が欲しがってよがるから、可愛くてちょっと意地悪してみたくなって、性器の先で女の方の入り口を擦ったりつついたりするんだけど。
その度に西君は悶えて、ちょうだい、欲しい、ってねだるはめになるんだよ。
それで捻くれ者の和泉ですので、期待されてる方には入れずに後ろに挿入するのね。
後ろでも勿論、欲しいモノが入ってきてくれた歓喜に西君は失神しそうなほど嬉しくて腰が揺れちゃう。でもそしたら「抜くぞ」て言われてビクッてなって動きを止めるの。
言われた通りにしないとコレが貰えない、て思って西君は和泉が求める言葉でねだって、自分から上にも乗って腰を揺らしたり抜き差ししたりして奉仕する。
そんで何度も何度も注いでもらって、シーツがドロドロのぐちゃぐちゃになる頃に漸く満腹になった西君が気を失うように眠っちゃうんだけど。
勿論和泉も、疲れて寝る。
後ろ洗わなくても吸収するんなら便利だな、て和泉が呟いたりしてな。
それから西君は、嫌々で渋々なんだけど和泉のお家で暮らす様になりましたとさ。



そんでもういっこ。
和西で両方が魔物っていう妄想。
これは後天的に魔物になる話。

玉男は始祖の悪魔で、死にそうになった人間を見かけると戯れに魔物の種を入れていくのね。
それが発芽すると死んだ人間は悪魔として甦る。
どんな魔物になるかは本人の素質次第なの。西君は淫魔(人の精気を糧にする)になって、和泉や玄野は悪魔(人と契約して魂をもらいそれを食べる)になった。

西君は自分が低級悪魔だって自覚あるからとっても悔しいんだよね。
しかも、嫌悪感すら覚える獲物相手にも一度快楽のスイッチが入ってしまったら精液が美味しくて嬉しくて泣き出しそうなくらい腰振って善がってしまうのが、物凄く嫌なの。
自虐じゃないんだけど、西君は常に自分が優位に立てるような、高飛車に出れる相手としかヤらない。
しかもその相手はどれも酷くて、普通の人が見たらあまり近寄りたくないと思うような相手なんだよね。
「それって自分痛めつけてんの?」て玄野に聞かれる。
わざと自分の嫌な相手に抱かれて、この行為がただの食事で特別な行為ではないと思いたい。
そういうのが判るから、玄野は心配して言うんだけど、西君は玄野達のほうが羨ましくて仕方ない。
人の魂なんてそんなにたくさんすぐに手に入るものではないから、奴らはヘタすると不死身のまま何百年も生きられる。燃費が物凄く良い。一個の魂で何十年も生きる。
逆に西君は、こまめに摂取していないとすぐに腹が減って動けなくなっちゃう。
不公平だ、と思うのは当然の事だよね。
でも西君は、人を殺す事を未だに少し躊躇う玄野に「そっちのがいい」て言うのは酷な事だって思いつかなかった。
それで、玄野はカッと頭に血が上って「好きな相手と契約して一緒にいても、最後にはその魂狩らないといけないんだぞ!」ていうんだけど。
西君は「じゃあ好きでもない相手の精液が欲しくて欲しくていつも気が狂うみたいに発情してなきゃならない俺は!」て。
嫌悪するような相手とするのは、その分で理性を保とうとしてるのね。嫌だと思う事で行き過ぎそうな行為を留めてる。
眠くて倒れそうな時に手の甲つねるみたいなかんじ?
玄野は、西君の言葉聞いてそれも確かに大変だし嫌だろうなって思うけど、やっぱり人の命を奪うのは嫌なんだよ。
そこで喧嘩してた二人なんですけど。

ちなみに和泉は、人を殺す事に全く躊躇いがないので幾つもの魂を狩ってずっとストックしてある。
もう何百年も食べなくていいくらいのストックをして、魔物生活を謳歌してる(笑)

それで西君がたまにエンスト(笑)して精気も足りない、死ぬ、てなってる時に自分の部屋へ連れてきてベッドで事に及ぶの。
西君は最初「離せー!」てなってるんだけど、ベッドに降ろされてちゅちゅキスされるとそこから精気がふわふわと移されてきて、身体の力が抜けちゃう。
もっと欲しい、てなって和泉の背に手を回してしまって、そうなればもう和泉の勝ち。思惑通り。
貪るみたいに西君は和泉の性器を口に含んでぴちゃぴちゃ舐めたり銜えたりして、そこから精液を貰おうとするんだけど、ある程度大きくなったらそれは取り上げられてしまって「えっ」てなるんだけど。
後ろから貫かれて、快感が強すぎて喘ぐしかできない人形みたいに揺さ振られつつ、食事ですよね。
和泉は西君の性器が勃起してるにも関わらずなかなかイかないのを知ってるので、そこを意地悪にも擦り立てたりして喘がせるの。
ちなみに西君は精気を「溜める」事をしないといけないので、自分が射精する事はほとんどない。
余剰がたくさんもある時だけ、イクことができる。
それまでは絶頂だけが何度何度も繰り返されて、身体の中を治まることの無い熱にあぶられ続けるの。
和泉は、そんな西君が性器弄られるのが一番拷問だって知ってるのに、いつもそこをいじる。
触られると西君はやっぱり感じるから、空イキを繰り返しながら後ろに銜えてる和泉をきゅんきゅん締めつけるのね。
で、和泉は求められるままに精液を注いで、西君の中から溢れ出すくらいの量を抜かずに注ぎ続ける。

そんな行為が夜通し続いて、流石に疲れて和泉が眠ってしまうと、満腹で目を覚ますのが西君です。
酷く抱かれた西君ですが、淫魔にとっては精気だけがエネルギーですので。満腹になれば元気だし疲れなどありません。笑。
そんで横で寝てる和泉をみるわけです。いつもの事なんですけど。

西君は、和泉の元に居れば飢えることないし和泉の燃費はいいしで(笑)とっても楽だって判ってるんだけどさ。
いつもああやって優位に立たれつつ抱かれなきゃならないし(しかも精気が美味しいかすぐに理性が飛んじゃう)、まるでペットか遣い魔みたいに囲われるのは何か嫌だと思ってる。

それだから、西君は唇を引き結んで離れる。
礼も言わないし、勝手にやった事だろって顔して和泉の元から逃げて行くのね。

和泉はいつも目が覚めるといないあいつは、餌だけもらう通い猫みたいなモンだなって実はずっと思ってたりするん。
そんで気が付いたら追いかけたり、追いかけた先で捕まえたり拾ったり、連れ帰ったりして暮らしてる。


そんな悪魔と淫魔の妄想でした。

おしまい。



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